給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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水道メーターの検定有効期間は8年|計量法の特定計量器と交換の義務を整理

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検定の話が水道法なのか計量法なのか、毎回迷います。

8年という数字のほうも、替えられそうで不安です。

この記事の要点

検定有効期間は8年間です。この数字を替えた肢は6年度分に1つもありません。

替えてくるのは根拠の法律で、計量法を水道法に差し替えた肢が2年度で誤りでした。

期間内に、検定に合格したメーターと交換します。

検定の論点は5問に出ています。数字ではなく法律名が替えられるという、めずらしい型です。

まず、なぜ検定が必要なのかから順にたどります。

水道メーターの検定有効期間の出題の型を示す図。左は誤りとして出た記述で、水道法に定める特定計量器の検定に合格したものとしたもの(令和5年問50ア・令和6年問49イ)。また8年の数字を替えた肢は6年度分に1つも無いので数字を疑う必要はない。右は正しい肢で、計量法に定める特定計量器の検定に合格したもの(令和3年問52エ・令和4年問49(1))、検定有効期間は8年間で期間内に検定に合格したものと交換する(令和4年問49(2))。下段は順につながる説明で、水道の使用水量は料金算定の基礎になるため適正な計量が求められ計量法の特定計量器になり、検定に合格したものを設置して検定有効期間8年のうちに交換する。JIS規格は技術進歩への迅速な対応と国際整合化の推進のために制定されている。
替えてくるのは法律名。8年は動かない。※公表正答から整理した図。

検定有効期間は何年か

8年間です。

この数字は令和3年 問52・令和4年 問49・令和6年 問49に出ていますが、8年以外の数字に替えた肢は手元の6年度分に1つもありません

数字を覚えていれば足りる論点ではなく、覚えるべきは次の法律名のほうです。

根拠はどの法律か

計量法です。水道法ではありません。

出題 法律名 正誤
令和3年 問52エ 計量法に定める特定計量器
令和4年 問49(1) 計量法に定める特定計量器
令和5年 問50ア 水道法に定める特定計量器
令和6年 問49イ 水道法に定める特定計量器

令和6年 問49イは「検定有効期間である8年以内に交換しなければならない」という後半まで正しく書いたうえで、法律名だけを水道法にして誤りにしています。

期間内に何をするのか

検定に合格したメーターと交換します。

令和4年 問49は「検定有効期間が8年間であるため、その期間内に検定に合格した水道メーターと交換しなければならない」として出ていて、正しい肢でした。

交換するのは水道事業者です。水道メーターは水道事業者が設置するもので、この点は水道メーターで扱っています。

なぜ検定が必要なのか

使用水量が料金算定の基礎になるからです。

出題文はこの理由を毎回そえていて、「水道の使用水量は、料金算定の基礎となるもので適正な計量が求められることから」という書き方です。

お金に直結するから公的な検定にかける、という筋道です。計量に関する法律だから計量法だと押さえておけば、水道法に替えた肢に気づけます。

JIS規格はなぜ制定されたのか

技術進歩への対応と、国際整合化のためです。

令和4年 問49は「水道メーターの技術進歩への迅速な対応及び国際整合化の推進を図るため、日本産業規格(JIS規格)が制定されている」として出ていて、正しい肢でした。

検定は計量法、規格はJISと、根拠が別々に置かれています。自己認証と第三者認証で扱う給水用具の基準適合とも別の話です。

まちがえやすいポイント

根拠は計量法です。水道法と書いてあったら誤りで、2年度とも同じ替え方でした。

8年という数字は替えられていません。数字を疑うより法律名を見ます。

期間内に交換します。検定を受け直すのではなく、合格したメーターに取り替えます。

理解度チェック

Q.

水道メーターの検定有効期間は何年か。

8年間です。この数字を替えた肢は手元の6年度分にありません。

Q.

特定計量器としての根拠はどの法律か。

計量法です。水道法とした肢は令和5年と令和6年の2年度とも誤りでした。

Q.

検定有効期間が過ぎるとどうするのか。

期間内に、検定に合格した水道メーターと交換します。令和4年に正しい肢として出ています。

Q.

なぜ検定が求められるのか。

使用水量が料金算定の基礎となるためです。適正な計量が求められます。

Q.

水道メーターのJIS規格は何のために制定されたか。

技術進歩への迅速な対応と、国際整合化の推進のためです。

まとめ

  • 検定有効期間は8年間。この数字を替えた肢は6年度分に1つも無い。
  • 根拠は計量法。水道法に替えた肢が令和5年・令和6年で誤り。
  • 期間内に、検定に合格したメーターと交換する。
  • 理由は使用水量が料金算定の基礎になるから。
  • JIS規格は技術進歩への対応と国際整合化のために制定されている。

> 計量法の型式名や設置の条件は水道メーターで扱っています

交換の時期や手続きは水道事業者が行います。実務では給水区域の水道事業者にご確認ください。

関連する過去問解説

解説の中でこの記事を参照している過去問が5問あります。正誤の判定は公益財団法人 給水工事技術振興財団が公表した正答番号によります。この論点が出題された過去問がこの5問で全部、という意味ではありません。

過去問解説の一覧(年度別・科目別)へ

参考資料

  • 計量法(平成4年法律第51号)、計量法施行令(平成5年政令第329号)第2条第5号イ(e-Gov法令検索)。水道メーターが特定計量器であることは同令によります。
  • ※ 検定有効期間が8年であること、期間内に交換すること、JIS規格の制定目的は、国土交通省「給水装置標準計画・施工方法」に記述がありません(「検定有効期間」の語は全ページで0件)。各年度に出題された記述と、公益財団法人給水工事技術振興財団が公表した正答番号から確定したものです。
  • ※ 正誤の判定に用いた出題と正答は次のとおりです。令和3年 問52=(5)、令和4年 問49=(4)、令和5年 問50=(5)、令和6年 問49=(2)。いずれも設問文の「適当なもの」「不適当なもの」の別を確認したうえで、各肢の正誤を判定しました。
  • 8年という数字そのものを別の年数に替えた肢は、手元の令和元年・令和3年〜令和7年の6年度360問に1つもありません。「検定有効期間」「特定計量器」で全数を走査して確認しました。
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この記事を書いた人

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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、一次資料にあたって整理しています。

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