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電磁式だけ説明の毛色が違って、覚えどころが分かりません。
磁石が出てくる肢もあって、そちらと混ざります。
この記事の要点
給水管と同じ呼び径の直管で、機械的可動部がありません。羽根車が無いということです。
そこから耐久性・計測範囲・取付姿勢の3つが出てきます。
「羽根車に永久磁石を取り付けて」とした肢は、電磁式としても機械式としても誤りにされています。
電磁式は6年度で8問に顔を出します。正しい肢の文は4年度で一字も同じなので、まずそれを覚えます。
誤りにされるのは、羽根車の説明を混ぜてくる形と、磁界の向きの2つです。
可動部のない直管です。
出題文の言い方は「給水管と同じ呼び径の直管で機械的可動部がない」です。羽根車のような回る部品が入っていません。
この記述は令和元年 問49・令和5年 問51・令和6年 問49・令和7年 問48の4年度で一字も変えずに正しい肢として出ています。
羽根車を回す必要がないからです。
羽根車式は、水の流れで羽根車を回して量を出します。流れが弱いと羽根車が十分に回らないので、測れる下限ができます。
電磁式にはその制約がないので、小流量から大流量まで広範囲な計測に適するという書き方になります。耐久性に優れるのも、こわれる可動部が無いからです。
姿勢で影響を受ける羽根車が無いからです。
水道メーターは原則として水平に取り付けます。傾斜させると性能・計量精度・耐久性を低下させる原因になるからです。
ただし電磁式のみ取付姿勢は自由で、この記述は令和3年 問14と令和6年 問16の2年度とも正しい肢でした。
設置の原則そのものは水道メーターで扱っています。
電磁式ではありません。ただし機械式でもありません。
令和3年 問53は「電磁式水道メーターは、羽根車に永久磁石を取り付けて、羽根車の回転を磁気センサーで電気信号として検出し、集積回路により演算処理して、通過水量を液晶表示する方式である」として出ていて、誤りでした。
同じ説明は令和元年 問49にも出ていますが、そちらは指示部の形態の「機械式」として書かれ、こちらも誤りでした。つまりこの説明は、どちらの名前を付けても誤りにされています。
液晶表示という語からデジタル側の方式だと分かりますが、正しい呼び名を述べた記述は手元の6年度分にありません。ここでは踏み込みません。
見分けの目印は羽根車という語です。電磁式に機械的可動部は無いので、羽根車が出てきた時点で電磁式の説明ではありません。
「平行」を並べた形で、誤りにされています。
令和4年 問49は「水の流れと平行に磁界をかけ、電磁誘導作用により、流れと磁界に平行な方向に誘起された起電力により流量を測定する器具である」として出ていて、誤りでした。
1つの文のなかに平行が2回出てきます。流れ・磁界・起電力の3つが全部同じ向きだという書き方になっている点が手がかりです。
なお、正しい向きを述べた記述は手元の6年度分のどこにもありません。ここでは踏み込まず、この肢が誤りであることだけを押さえます。
電磁式水道メーターの構造はどう説明されるか。
給水管と同じ呼び径の直管で、機械的可動部がないと説明されます。4年度で同じ文が使われています。
なぜ広範囲な計測に適するのか。
羽根車を回す必要がないからです。流れが弱くても測れるので、小流量から大流量まで対応できます。
取付姿勢が自由なのはどの器種か。
電磁式のみです。令和3年と令和6年の2年度とも正しい肢として出ています。
「羽根車に永久磁石を取り付けて」という説明は何のものか。
電磁式でも機械式でもありません。令和3年は電磁式として、令和元年は機械式として出され、どちらも誤りでした。
令和4年に誤りとされた磁界の記述の特徴は何か。
1つの文に「平行」が2回出てくる点です。流れ・磁界・起電力が全部同じ向きだと書いています。
> ほかの型との比べ方は接線流羽根車式と軸流羽根車式の違いで扱っています
> 表示方式の対と計量部の区分は円読式と直読式の違いで扱っています
設置する器種は水道事業者ごとに定められています。実務では給水区域の水道事業者にご確認ください。
解説の中でこの記事を参照している過去問が5問あります。正誤の判定は公益財団法人 給水工事技術振興財団が公表した正答番号によります。この論点が出題された過去問がこの5問で全部、という意味ではありません。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月
給水装置施工管理法
給水装置の構造及び性能
給水装置の概要
給水装置工事事務論
水道行政
まちがえやすいポイント
電磁式の説明に羽根車が出てきたら誤りです。機械的可動部が無いので、羽根車も永久磁石も付きません。
取付姿勢が自由なのは電磁式だけ。ほかは水平に取り付けます。
正しい肢の文は4年度で共通です。丸ごと覚えるのが速い型です。