令和元年度 学科試験2 問49は、水道メーターに関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢4です。永久磁石と磁気センサと液晶表示という説明は、機械式のものではありません。
説明そのものは、実在する方式のものです。付けられている名前だけが違います。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢4
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 遠隔指示装置は、発信装置(又は記憶装置)、信号伝達部(ケーブル)及び受信器から構成されます |
| 2 | ○(正しい) | 複箱形とは、メーターケースの中に別の計量室(インナーケース)をもち、複数のノズルから羽根車に噴射水流を与える構造のものです |
| 3 | ○(正しい) | 電磁式水道メーターは、給水管と同じ呼び径の直管で機械的可動部がないため耐久性に優れ、小流量から大流量まで広範囲な計測に適します |
| 4 | ×(誤り) | 羽根車に永久磁石を取り付けて磁気センサで検出し液晶表示するという説明は、機械式のものではありません。 |
肢4に並んでいる部品は、どれも実在します。
| 設問に出てくるもの | 扱い |
|---|---|
| 永久磁石/磁気センサ/集積回路/液晶表示 | 部品としては実在する |
| これを機械式と呼ぶ | 誤りとして出題されている |
名前から考えれば、向きが戻せます。
「機械式」は歯車などの機械のしくみで数える方式です。磁気センサで電気信号にして集積回路で演算し液晶に出す、という説明は電気のしくみです。
名前と中身が合っていません。
残る3つは、そのまま正しい記述です。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 遠隔指示装置の構成 | 発信装置(又は記憶装置)/信号伝達部(ケーブル)/受信器の3つ |
| 複箱形 | 別の計量室(インナーケース)をもち、複数のノズルから噴射水流を与える |
| 電磁式 | 機械的可動部がないので耐久性に優れ、広範囲な計測に適する |
肢3の「小流量から大流量まで測れる」という結びも、理由が前半に書かれています。
機械的可動部がないので、羽根車が回り始めるだけの流れがなくても測れます。
「複箱形」の「箱」は計量室のことです。箱が2つあるから複箱形で、名前がそのまま構造を表しています。
詳細は円読式と直読式の違いは?アナログとデジタルの対応と、計量部・指示部の区分を整理と電磁式水道メーターとは?機械的可動部がないのに小流量から大流量まで測れる理由で扱っています。
永久磁石と磁気センサと液晶表示の方式を機械式と呼ぶか。
呼びません。その説明を機械式とした肢は誤りとして出題されています。
遠隔指示装置は何から構成されるか。
発信装置(又は記憶装置)、信号伝達部(ケーブル)及び受信器です。
電磁式が広範囲な計測に適するのはなぜか。
機械的可動部がないためです。羽根車が回り始めるだけの流れがなくても測れます。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月