令和元年度 学科試験2 問50は、給水用具の故障と対策に関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢3です。
4つとも「原因を調査した結果、こうした」という同じ形で書かれています。原因の見立ては4つとも実在します。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢3
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 小便器洗浄弁の吐出量が多い原因が調節ねじの開け過ぎだったので、調節ねじを右に回して吐出量を減らしました |
| 2 | ○(正しい) | 水栓の漏水の原因が弁座の軽度の摩耗だったので、パッキンを取り替えました |
| 3 | ×(誤り) | リング状の鎖がからまっていたときに「鎖を2輪分短くした」とした処置は、誤りとして出題されています。 |
| 4 | ○(正しい) | 大便器洗浄弁からの少量の流出の原因がピストンバルブと弁座の間の異物だったので、ピストンバルブを取り外し異物を除きました |
この分野は、原因を3つに分けると処置が決まります。
| 原因 | 処置 |
|---|---|
| 異物のかみ込み・詰まり | 分解して清掃し、異物を除く |
| パッキンの摩耗 | そのパッキンを取り替える |
| 弁座の損傷・フロート弁の摩耗損傷 | その部品ごと取り替える |
肢2の「弁座に軽度の摩耗」は、この3つの真ん中に当たります。
損傷ではなく軽度の摩耗なので、まずはパッキンを取り替えます。「弁座の損傷にパッキン交換」とした肢は2年度で誤りになっているので、程度を表す語を読み飛ばさないでください。
肢1は、向きが決まっています。
| 小便器洗浄弁の調節ねじ | 吐水量 |
|---|---|
| 右に回す | 減る |
| 左に回す | 増える |
吐出量が多いのだから減らす向き、つまり右に回します。設問は多いという症状と減らすという結びが合っているので、正しい肢です。
肢4も、3つの分け方どおりです。
異物のかみ込みなので、取り外して異物を除きます。「新品に交換した」とした肢は、令和3年に誤りとして出ています。
異物が原因なのに部品を替えても、また同じことが起きます。
詳細は給水用具の故障と対策は?清掃か、パッキンか、交換かを整理で扱っています。
弁座に軽度の摩耗があったときの処置は。
まずはパッキンを取り替えます。損傷のときは部品ごと取り替えます。
小便器洗浄弁の吐出量が多いときはどちらに回すか。
右に回すと減ります。左に回すと増えます。
ピストンバルブと弁座の間に異物がかみ込んでいたら。
ピストンバルブを取り外して異物を除きます。新品に交換するのではありません。
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参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月