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流量の語が3つ出てきて、どれがどれか分かりません。
年度によって書き方も違うようで、判断できません。
この記事の要点
呼び径を決めるときに見るのは適正使用流量範囲と瞬時使用の許容流量です。
許容流量範囲を超えて水を流すと、正しい計量ができなくなるおそれがあります。
この論点は4年度とも正しい肢で、一度も誤りにされていません。
4年度に出ていますが、どの年度も正しい肢として置かれています。誤りを探す側ではありません。
だから、見かけたら正しいと当たりを付けて先へ進めます。
口径ごとに定まる2つの流量です。
給水装置標準計画・施工方法 2.4 給水管の口径の決定(国土交通省)
水道メータについては、口径ごとに適正使用流量範囲、瞬時使用の許容流量があり、口径決定の大きな要因となる。なお、水道メータの型式は多数あり、各水道事業者により使用する型式が異なるため、使用する水道メータの性能を確認すること。
出題文もこれをなぞっていて、「適正使用流量範囲、瞬時使用の許容流量等に十分留意して水道メーターの呼び径を決定する必要がある」という形です。
3つです。役割が違います。
| 語 | 出題文での役割 |
|---|---|
| 許容流量範囲 | これを超えて水を流すと、正しい計量ができなくなるおそれがある |
| 適正使用流量範囲 | 口径ごとに定まる。呼び径を決めるときに留意する |
| 瞬時使用の許容流量 | 同じく口径ごと。標準計画が使っている言い方 |
最初の1つが理由、あとの2つが見るものという並びです。文の構造がそのまま3つの役割になっています。
あります。しかもそれで正しい肢です。
令和4年 問49だけは「適正使用流量範囲、一時的使用の許容範囲等に十分留意する必要がある」と書かれていて、この肢は正しいものとして扱われています。
標準計画の言い方は瞬時使用の許容流量のほうです。語が違っても正誤には影響していないので、語の細かい違いで誤りを疑う必要はありません。
口径を仮定する段階です。
標準計画の手順は、①給水用具の所要水量を設定 ②同時に使用する給水用具を設定して各区間の流量を求める ③口径を仮定する ④全体の所要水頭が配水管の水圧以下かを確かめる、という順です。
③の段階で流量範囲を見ます。標準計画の計算例にも「水道メータの適正使用流量範囲等を考慮して40mmとする」という書き方が出てきます。
手順そのものは所要水頭と口径決定で扱っています。
手元の6年度分ではありません。
| 出題 | 書き方 | 正誤 |
|---|---|---|
| 令和3年 問52イ | 瞬時使用の許容流量 | 正 |
| 令和4年 問49(5) | 一時的使用の許容範囲 | 正 |
| 令和5年 問50イ | 瞬時使用の許容流量 | 正 |
| 令和7年 問48ア | 瞬時使用の許容流量 | 正 |
4年度とも正しい肢です。正誤の組合せを選ぶ問では、この肢を正で確定させて残りに集中できます。
呼び径を決めるとき、水道メーターについて何に留意するか。
適正使用流量範囲と瞬時使用の許容流量です。どちらも口径ごとに定まります。
許容流量範囲を超えて水を流すとどうなるか。
正しい計量ができなくなるおそれがあります。これが留意する理由です。
「一時的使用の許容範囲」と書かれていたら誤りか。
誤りではありません。令和4年はこの書き方で正しい肢として出ています。
口径決定の手順のどこで流量範囲を見るか。
口径を仮定する段階です。標準計画の計算例でも仮定口径の根拠に使われています。
メーターの性能はどこで確認するのか。
使用する水道事業者に確認します。型式は多数あり、事業者ごとに異なるためです。
> 口径決定の手順そのものは所要水頭と口径決定で扱っています
口径ごとの具体的な流量の値は、使用する水道メーターの型式によって異なります。実務では水道事業者と製品の仕様をご確認ください。
解説の中でこの記事を参照している過去問が1問あります。正誤の判定は公益財団法人 給水工事技術振興財団が公表した正答番号によります。この論点が出題された過去問がこの1問で全部、という意味ではありません。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月
給水装置施工管理法
給水装置の構造及び性能
給水装置の概要
給水装置工事事務論
水道行政
まちがえやすいポイント
この記述は4年度とも正しい肢です。誤りを探す側ではないので、見かけたら正で確定して構いません。
語が瞬時使用の許容流量でも一時的使用の許容範囲でも、正誤は変わっていません。
見るのは口径ごとの値です。メーターの型式は水道事業者ごとに違うので性能を確認します。