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流速式と容積式、推測式と実測式。呼び名が4つあって混ざります。
日本で使われているのがどちらかも、毎回迷います。
この記事の要点
分けているのは何を測っているかです。流速を測るか、体積を測るかの2つしかありません。
流速式は推測式、容積式は実測式とも呼ばれます。呼び名は測り方から来ています。
わが国で使用されているのは、ほとんどが流速式です。
この分類は令和3年・令和5年・令和7年の3年度で出ています。分類の説明はどの年度も同じ文で、変えてくるのは最後の一語だけです。
だから、説明の部分を読んで正しいと決めると落とします。
測っている対象が違います。
| 分類 | 出題文の定義 |
|---|---|
| 流速式(推測式) | 流れている水の流速を測定して流量に換算する |
| 容積式(実測式) | 水の体積を測定する |
流速式は流速から量を割り出すので、量そのものは直接測っていません。容積式は量を直接測ります。
測り方がそのまま呼び名になっています。
流速を測って流量に換算する以上、量は計算で出した値です。だから推測式と呼びます。
いっぽう体積を測る方式は、量そのものを測っているので実測式です。流速=推測、容積=実測と対で覚えれば、組み合わせを入れ替えた肢に気づけます。
ほとんどが流速式です。
「わが国で使用されている水道メーターは、ほとんどが容積式である」とした肢は、令和5年 問50と令和7年 問48の2年度とも誤りでした。
令和3年 問52は同じ文を「ほとんどが流速式である」と書いていて、こちらが正しい肢です。3年度とも前半の分類の説明は一字も変わっていません。
流速式です。
羽根車式は、水の流れで羽根車を回してその回転から量を出す方式なので、着目しているのは流速です。接線流羽根車式も軸流羽根車式も、この考え方は同じです。
日本で広く使われているのが羽根車式なので、結果として流速式が主流になります。型ごとの構造は水道メーターで扱っています。
計量法です。水道法ではありません。
令和5年 問50は「水道法に定める特定計量器の検定に合格したものを設置しなければならない」として出ていて、誤りでした。差し替えられているのは法律の名前だけです。
令和3年 問52は「料金算定の基礎となる水道メーターは、計量法に定める特定計量器の検定に合格したものを設置する」と書いていて、正しい肢でした。
3年度とも、変わるのは1か所だけです。
| 出題 | 末尾の書き方 | 正誤 |
|---|---|---|
| 令和3年 問52ア | ほとんどが流速式である | 正 |
| 令和5年 問50ウ | ほとんどが容積式である | 誤 |
| 令和7年 問48イ | ほとんどが容積式である | 誤 |
前半の「流速を測定して流量に換算する流速式(推測式)と、水の体積を測定する容積式(実測式)に分類され」は3年度とも共通です。読むのは末尾だけで足ります。
流速式と容積式は何で分かれるか。
測っている対象です。流速を測って流量に換算するのが流速式、体積を測るのが容積式です。
推測式・実測式はそれぞれどちらを指すか。
推測式が流速式、実測式が容積式です。換算して出すほうが推測です。
わが国で使用されている水道メーターはどちらが多いか。
ほとんどが流速式です。容積式とした肢は令和5年と令和7年の2年度とも誤りでした。
羽根車式はどちらの分類に入るか。
流速式です。水の流れで羽根車を回し、その回転から量を出しています。
水道メーターの検定はどの法律に基づくか。
計量法です。水道法に定める特定計量器とした肢は令和5年に誤りでした。
> 型ごとの構造と設置の条件は水道メーターで扱っています
> 羽根車式のうち軸流の型はたて形軸流羽根車式とよこ形の違いで扱っています
> 8年と交換の義務は検定有効期間は8年で扱っています
設置する器種や口径は水道事業者ごとに定められています。実務では給水区域の水道事業者にご確認ください。
解説の中でこの記事を参照している過去問が6問あります。正誤の判定は公益財団法人 給水工事技術振興財団が公表した正答番号によります。この論点が出題された過去問がこの6問で全部、という意味ではありません。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月
給水装置施工管理法
給水装置の構造及び性能
給水装置の概要
給水装置工事事務論
水道行政
まちがえやすいポイント
日本は流速式です。容積式と書いてあったら誤りで、2年度とも同じ手口でした。
呼び名の対は流速=推測、容積=実測。換算しているほうが推測です。
検定の根拠は計量法です。水道法に替えた肢が令和5年に出ています。