平成29年度 学科試験2 問48は、水道メーターに関する問題です。4つの記述から不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢2です。電磁式水道メーターに羽根車はありません。
電磁式は給水管と同じ呼び径の直管で、機械的可動部がない構造です。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢2
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 計量部の形態が可逆式のものは、正方向と逆方向からの通過水量を計量する計量室をもち、正方向は加算、逆方向は減算する構造 |
| 2 | 正解 | 電磁式水道メーターを羽根車に永久磁石を取付けて…回転を磁気センサで検出する方式としています。電磁式に羽根車はありません |
| 3 | ○(正しい) | 遠隔指示装置は、設置したメーターの指示水量をメーターから離れた場所で能率よく検針するために設ける |
| 4 | ○(正しい) | 水道メーターは各水道事業者により使用する形式が異なるため、設計に当たってはあらかじめ確認する必要がある |
電磁式の正しい説明は、資料で言い方が決まっています。
電磁式水道メーターの説明(出題文の言い方)
電磁式水道メーターは、給水管と同じ呼び径の直管で機械的可動部がないため耐久性に優れ、また、小流量から大流量まで広範囲な計測に適する。
この記述は令和元年 問49、令和5年 問51、令和6年 問49、令和7年 問48の4年度で、一字も変えずに正しい肢として出ています。
同じ説明文は、電磁式としても機械式としても誤りにされています。
| 出た形 | 判定 |
|---|---|
| 電磁式水道メーターは、羽根車に永久磁石を取付けて… | 誤り(平成29年 問48・令和3年 問53) |
正しい形が確定できる資料が手元にないので、この記述がどの方式の説明にあたるかには踏み込みません。
押さえるのは「電磁式には羽根車が無い」という1点です。
| 特徴 | 理由 |
|---|---|
| 耐久性に優れる | こわれる可動部が無い |
| 小流量から大流量まで測れる | 羽根車を回す必要がないので、下限の制約が無い |
| 取付姿勢が自由 | 姿勢で影響を受ける羽根車が無い |
水道メーターは原則として水平に取り付けますが、電磁式だけは取付姿勢が自由です。
正方向は加算、逆方向は減算します。
ここを「逆方向も加算する」とした形も作れます。
詳細は電磁式水道メーターとは?機械的可動部がないのに小流量から大流量まで測れる理由と水道メーターとは?設置の条件と接線流・軸流・電磁式の違いで扱っています。
電磁式水道メーターの構造は。
給水管と同じ呼び径の直管で、機械的可動部がありません。
なぜ小流量から大流量まで測れるのか。
羽根車を回す必要がないため、測れる下限の制約がありません。
可逆式の計量部はどう数えるか。
正方向は加算、逆方向は減算します。
> 給水装置の概要のほかの論点は給水装置の概要のカテゴリにまとめています
法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月