給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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平成29年度 給水装置の概要 問49 を解説(調節ねじは右で減)

平成29年度 学科試験2 問49は、給水用具の故障と対策に関する問題です。ア〜エの正誤の組み合わせから適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りはアとエです。

アはフロート弁が損傷したのに浮玉を交換しています。エは調節ねじを回す向きが逆です。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢3(ア誤 イ正 ウ正 エ誤)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) ア=フロート弁が損傷していたので新しい浮玉に交換した、としています。損傷したのはフロート弁です
2 ○(正しい) イ=水栓のストレーナにゴミが詰まっていたので、水栓を取外しストレーナのゴミを除去した
3 ○(正しい) ウ=ピストンバルブと弁座の間に異物がかみ込んでいたので、ピストンバルブを取外し異物を除いた
4 ×(誤り) エ=吐水量が多いので調節ネジを左に回して減らした、としています。減らすのはです

この問題のポイント(ここが正解)

エは回す向きだけ

小便器洗浄弁の調節ねじ 吐水量
に回す減る
に回す増える

吐水量が多いときは右、少ないときは左です。

この2つは令和元年と令和3年に正しい肢として出ています。「調節ねじを左に回して吐水量を減らした」とした肢は、令和4年にも誤りとして出ています。

アは「壊れた部品」と「交換した部品」が違う

調査結果 正しい処置
フロート弁の摩耗・損傷フロート弁を交換
肢の処置新しい浮玉に交換(部品が違う)

問題文は必ず原因の調査結果を書いています。そこに書かれた部品と、処置した部品が一致しているかを見ます。

イとウは「原因に釣り合った処置」

原因 処置
異物・ゴミ取り外して除去・清掃(交換ではない)
パッキンの摩耗そのパッキンを取り替える
弁座の損傷部品ごと取り替える

異物が詰まっているだけなのに本体を新品に替える、という過剰な処置も誤りになります。

詳細は給水用具の故障と対策は?清掃か、パッキンか、交換かを整理で扱っています。

覚え方

  • 小便器洗浄弁の調節ねじは右で減、左で増
  • ★問題文は必ず原因の調査結果を書いている。壊れた部品と処置した部品が一致しているかを見る
  • ★フロート弁の損傷ならフロート弁を交換(浮玉ではない)
  • ★処置の3段階=異物は清掃/パッキンの摩耗はパッキン交換/弁座の損傷は部品ごと交換
  • 過剰な処置も誤り。異物だけなのに本体を新品に替える肢が用意されている

理解度チェック

Q.

小便器洗浄弁の吐水量を減らすには。

調節ねじを右に回します。左は増やす向きです。

Q.

フロート弁が損傷していたときは。

フロート弁を交換します。浮玉ではありません。

Q.

ピストンバルブと弁座に異物がかみ込んでいたときは。

ピストンバルブを取り外して異物を除きます。交換ではありません。

> 給水装置の概要のほかの論点は給水装置の概要のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成29年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験2 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問49=(3))によります。設問文が「適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 国土交通省「給水装置標準計画・施工方法」(PDF)。給水用具の故障と対策、調節ねじの回す向きは同資料によります。
  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「令和元年度」「令和3年度」「令和4年度」の各学科試験2 問題および各年度の正答番号。調節ねじの向きが他年度でも問われていることは各年度の問題によります。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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