令和6年度 学科試験2 問49は、水道メーターに関する問題です。4つの記述の正誤の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
誤りはイとエです。
イは後半まで正しく書いたうえで、法律名だけを差し替えています。検定の根拠は計量法です。エは着目する量の取り違えです。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢2(ア=正/イ=誤/ウ=正/エ=誤)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 接線流羽根車式は、計量室内に設置された羽根車にノズルから接線方向に噴射水流を当て、羽根車を回転させて通過水量を積算表示します |
| 2 | ×(誤り) | 特定計量器の検定を定めているのは計量法です。「水道法に定める」とした点が誤りです |
| 3 | ○(正しい) | 電磁式は給水管と同じ呼び径の直管で機械的可動部がないため耐久性に優れ、小流量から大流量まで広範囲な計測に適します |
| 4 | ×(誤り) | 羽根車式が着目しているのは流速です。「水圧と通過水量が比例することに着目」とした点が誤りです |
イは、8年という数字は合っています。
検定有効期間が8年であること、その期間内に交換することは、どちらもそのとおりです。差し替えられているのは法律名だけで、正しくは計量法です。水道メーターが特定計量器であることは、計量法施行令第2条第5号イが定めています。
この論点の狙われ方には、はっきりした偏りがあります。
| 要素 | 狙われ方 |
|---|---|
| 8年という数字 | 令和元年・令和3年〜令和7年の6年度360問で、別の年数に替えた肢は1つもない |
| 法律名 | 水道法に替えた肢が令和5年と令和6年の2年度とも誤り |
替えてくるのは法律名で、8年は動きません。「計量に関する法律だから計量法」と結びつけておけば足ります。
エは、羽根車式が何を測っているかです。
| 型式 | 構造 |
|---|---|
| 接線流羽根車式 | 計量室内の羽根車に、ノズルから接線方向に噴射水流を当てて回転させる |
| 軸流羽根車式 | 管状の器内の、流れに平行な軸を持つ螺旋状の羽根車を回転させる |
| 電磁式 | 給水管と同じ呼び径の直管で機械的可動部がないため耐久性に優れ、小流量から大流量まで広範囲な計測に適する |
羽根車式が着目するのは流速で、水圧ではありません。羽根車は流れの速さで回るので、水圧に着目するとした肢は令和6年に誤りでした。
詳細は水道メーターの検定有効期間は8年|計量法の特定計量器と交換の義務を整理と接線流羽根車式と軸流羽根車式の違いは?噴射水流を当てるか、流れに平行な軸で回すかで扱っています。
水道メーターの検定を定めているのはどの法律か。
計量法です。水道法とした肢は令和5年と令和6年の2年度とも誤りでした。
検定有効期間は何年か。
8年間です。この数字を別の年数に替えた肢は、手元の6年度分にありません。
羽根車式は何に着目して計量しているか。
流速です。「水圧と通過水量が比例することに着目して計量する」とした肢は令和6年に誤りでした。
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参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月