平成24年度 技術士第一次試験 建設部門 Ⅳ-7 を解説、台形の図心は下底側に寄る
平成24年度 技術士第一次試験 建設部門 Ⅳ-7は、台形の図心が下底からどれだけ離れているかを求める問題です。上底が2L、下底が4L、高さが3Lです。
この問題のポイント
この問題は、図心の位置を計算できるかを問うものです。引っかけの核心は高さの半分にはならない点で、1.5Lが選択肢1に置いてあります。
この設問は平成28年度Ⅲ-5と図も選択肢も一字同じで、正答まで同じです。並べ替えすらしていません。
※ 問題文と選択肢そのものは、公益社団法人 日本技術士会が公開している公式PDFで確認できます。
正答:選択肢2(最も適切なもの)
> この論点をやさしく解説:図心|断面を分けて足し合わせる
各選択肢の正誤
台形の図心の公式に入れます。値を出してから選択肢を見るのが確実です。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 3L÷2 | ×(誤り) | 高さの半分。長方形ならこの位置になる |
| 2 4L÷3 | ○(正しい) | 3L×(2×2L+4L)÷(3×(2L+4L))=4L÷3 |
| 3 L | ×(誤り) | 下に寄りすぎている |
| 4 L÷2 | ×(誤り) | 高さ3Lに対して小さすぎる |
| 5 L÷3 | ×(誤り) | 5つのなかで最も小さい |
答えは高さ3Lの半分より少し下の位置です。桁を見るだけでも3から5は落とせます。
選択肢2のポイント(ここが誤り)
台形の図心は下底から h×(2a+b)÷(3(a+b)) の高さにあります。aが上底、bが下底、hが高さです。
公式を忘れたら図形を分けます。長方形と三角形に分け、それぞれの面積と図心の高さで重み付き平均を取ると同じ4L÷3が出ます。
平成28年度Ⅲ-5は図も選択肢も一字同じで、正答も②でした。設問番号だけがⅣ-7からⅢ-5へ動いています。
覚え方
- 台形の図心はh×(2a+b)÷(3(a+b))
- 下底が広いほど図心は下に寄る
- 平成28年度Ⅲ-5と同じ設問
理解度チェック
Q.
台形の図心の位置を表す式は何か。
下底から h×(2a+b)÷(3(a+b)) の高さです。
Q.
この設問は他の年度にも出ているか。
平成28年度Ⅲ-5に出ています。図も選択肢も一字同じで正答も同じです。
スポンサーリンク
出典
- 公益社団法人 日本技術士会「平成24年度 技術士第一次試験問題〔専門科目 建設部門〕」4ページ Ⅳ-7
- 公益社団法人 日本技術士会「平成24年度 技術士第一次試験 試験問題の正答」
※ 問題文と選択肢は掲載していません。上の表は各選択肢で問われている論点で、実際の設問は公式PDFで確認できます。
※ この記事の確認日:2026年7月
▼平成24年度 建設部門(35問中 解説15問)▼
- Ⅳ-1 液性限界と塑性限界の差は塑性指数
- Ⅳ-2 間隙比は密度の比から1を引く
- Ⅳ-3 非排水せん断強度は一軸圧縮の半分
- Ⅳ-4 周面抵抗力は杭軸方向にはたらく
- Ⅳ-5 無視できるのは速度水頭
- Ⅳ-6 過圧密は有効土被り圧が小さい
- Ⅳ-7|台形の図心は下底側に寄る
- Ⅳ-8 3つの年度に同じ設問が出ている
- Ⅳ-9 集中荷重2点なら台形の折れ線
- Ⅳ-10 支圧接合は溶接と併用しない
- Ⅳ-11 幹線道路にはB活荷重
- Ⅳ-12 水セメント比が大きいと中性化が速い
- Ⅳ-17 損失も足せば全体は一定
- Ⅳ-18 有義波は波高で選ぶ
- Ⅳ-19 ドレーン工は水を抜く工法
- ▶ 平成24年度 一覧へ