令和6年度 技術士第一次試験 建設部門 Ⅲ-1 を解説、湿潤密度と含水比と間隙比
令和6年度 建設部門Ⅲ-1は、湿潤状態の体積と質量、乾燥後の質量から3つの量を出す設問です。
この問題のポイント
湿潤密度だけは全体を全体で割るので、そのまま計算できます。
含水比は水の質量を乾燥質量で割ります。全体の質量で割ると値が変わるので、ここが分かれ目です。
※ 問題文と選択肢そのものは、公益社団法人 日本技術士会が公開している公式PDFで確認できます。
正答:選択肢5(最も近い値の組合せ)
> この論点をやさしく解説:土の三相|含水比も間隙比も分母は土粒子
間隙比も同じ考えで、間隙の体積を土粒子の体積で割ります。
各選択肢の正誤
正しい値は湿潤密度1.5Mg/m³・含水比20%・間隙比1.16です。3つのうち1つでも違えばその選択肢は落ちます。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 1.1/20%/0.82 | ×(誤り) | 湿潤密度が1.1で、600÷400=1.5と合わない。間隙比も違う |
| 2 1.1/50%/2.32 | ×(誤り) | 3つとも正しい値と合わない |
| 3 1.5/20%/0.82 | ×(誤り) | 湿潤密度と含水比は正しいが、間隙比が1.16と合わない |
| 4 1.1/20%/1.16 | ×(誤り) | 含水比と間隙比は正しいが、湿潤密度が1.5と合わない |
| 5 1.5/20%/1.16 | ○(正しい) | 600÷400、(600−500)÷500、(400−185.2)÷185.2 のすべてが合う |
間隙比だけは土粒子の体積を先に出す必要があります。乾燥質量500を比重2.70で割って185.2m³を求めてから、残りを間隙とします。
選択肢5のポイント(ここが誤り)
解く手順
水の密度が1.00Mg/m³なので、水の体積は質量と同じ100m³です。間隙には水100m³と空気115m³が入っている計算です。
他の選択肢がなぜ違うか
湿潤密度が1.5の選択肢は2つしか無いので、まずそこで絞れます。
覚え方
- 土質の比は「分母が土粒子」で覚えます。含水比の分母は乾燥質量、間隙比の分母は土粒子の体積です。
- 間隙率だけは分母が全体積なので、比と率で分母が変わる点に注意します。
理解度チェック
含水比の分母は何か。
乾燥質量です。全体の質量で割ると値が変わります。
土粒子の体積はどう出すか。
乾燥質量を土粒子比重で割ります。水の密度が1.00なので比重をそのまま使えます。
出典
公益社団法人 日本技術士会「令和6年度 技術士第一次試験問題〔専門科目 建設部門〕」1ページ Ⅲ-1
公益社団法人 日本技術士会「令和6年度 技術士第一次試験 試験問題の正答」
※ 問題文と選択肢は掲載していません。上の表は設問で与えられた条件から計算の順を並べたもので、実際の設問は公式PDFで確認できます。
※ この記事の確認日:2026年7月
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