平成27年度 技術士第一次試験 建設部門 Ⅲ-3 を解説、締め固まるほど3つとも良くなる
平成27年度 技術士第一次試験 建設部門 Ⅲ-3は、締固めた土の性質に関する穴埋めの問題です。3つの空欄に入る語句の組合せとして最も適切なものを選びます。
この問題のポイント
この問題は、締固めが何を良くするのかを分かっているかを問うものです。引っかけの核心は3つの向きがそろうかどうかで、1つだけ逆にした形が並んでいます。
締め固まるほど土は良くなる方向に動きます。3つとも同じ向きにそろう組合せは1つだけです。
※ 問題文と選択肢そのものは、公益社団法人 日本技術士会が公開している公式PDFで確認できます。
正答:選択肢5(最も適切な組合せ)
> この論点をやさしく解説:土の三相|含水比も間隙比も分母は土粒子
各選択肢の正誤
aからcまでの3つの空欄を1つずつ決めます。どれも締固めの効き方から出ます。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 小さく/低く/大きい | ×(誤り) | aとcが逆 |
| 2 小さく/高く/大きい | ×(誤り) | 3つとも逆 |
| 3 大きく/低く/大きい | ×(誤り) | cが逆。締め固まると水を通しにくい |
| 4 大きく/高く/小さい | ×(誤り) | bが逆。締め固まると縮みにくい |
| 5 大きく/低く/小さい | ○(正しい) | 強く、縮みにくく、水を通しにくい |
選択肢3と4はどちらか1つだけを逆にした形です。3つそろって初めて正解になります。
選択肢5のポイント(ここが誤り)
締固めは土粒子どうしを詰めて間隙を減らす作業です。間隙が減れば粒子のかみ合いが良くなって強度が上がります。
圧縮性は荷重をかけたときの縮みやすさです。すでに詰まっている土はそれ以上縮む余地が少ないので、圧縮性が低くなります。
透水係数は水の通りやすさです。間隙が細くつながりにくくなるので、締め固めた土は水を通しにくくなります。
覚え方
- 締め固まると強く・縮みにくく・水を通しにくい
- 3つとも同じ向きにそろう
- 効いているのは間隙が減ること
理解度チェック
Q.
乾燥密度が高い土の圧縮性はどうなるか。
低くなります。すでに詰まっていて縮む余地が少ないためです。
Q.
締め固めると透水係数はどうなるか。
小さくなります。間隙が細くなり水が通りにくくなります。
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出典
- 公益社団法人 日本技術士会「平成27年度 技術士第一次試験問題〔専門科目 建設部門〕」2ページ Ⅲ-3
- 公益社団法人 日本技術士会「平成27年度 技術士第一次試験 試験問題の正答」
※ 問題文と選択肢は掲載していません。上の表は各選択肢で問われている論点で、実際の設問は公式PDFで確認できます。
※ この記事の確認日:2026年7月
▼平成27年度 建設部門(35問中 解説15問)▼
- Ⅲ-1 非排水せん断強さは一軸圧縮強さの半分
- Ⅲ-2 周面抵抗力は杭軸方向にはたらく
- Ⅲ-3|締め固まるほど3つとも良くなる
- Ⅲ-4 水面より下は水中単位体積重量
- Ⅲ-5 断面二次半径は平方根を取る
- Ⅲ-6 座屈荷重は剛性で決まる
- Ⅲ-7 曲げモーメントは(q÷2)x(L−x)
- Ⅲ-8 摩擦力で伝えるのは摩擦接合
- Ⅲ-9 幹線道路にはB活荷重
- Ⅲ-10 アルカリシリカ反応は膨張する
- Ⅲ-11 高炉セメントは初期強度が低い
- Ⅲ-12 PCは許容せずPRCは許容する
- Ⅲ-17 貯留関数法とキネマティックウェーブ法
- Ⅲ-18 射流の境界条件は上流側
- Ⅲ-19 圧力水頭がゼロでも流れは止まらない
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