令和7年度 技術士第一次試験 建設部門 Ⅲ-3 を解説、土の基本的性質
令和7年度 建設部門Ⅲ-3は、土質の基本用語を1つずつ定義した設問です。
この問題のポイント
4つは用語の定義がそのまま正しく書かれています。
崩れているのは、粒度の定義そのものではなく「何の図で分かるか」の部分です。
※ 問題文と選択肢そのものは、公益社団法人 日本技術士会が公開している公式PDFで確認できます。
正答:選択肢3(最も不適切なもの)
> この論点をやさしく解説:液性指数の分母は塑性指数|塑性図で粒度は分からない
各選択肢の正誤
5つのうち4つは正しい記述なので、誤っている1つを探します。
| 選択肢 | 正誤 | 根拠 |
|---|---|---|
| 1 液性限界 | ○(正しい) | 液性状態と塑性状態の境界の含水比。コンシステンシー限界の1つ |
| 2 不飽和 | ○(正しい) | 間隙が水で完全には満たされず、一部に気体が存在する状態 |
| 3 粒度 | ×(誤り) | 定義は正しいが、塑性図で分かるとしている点が誤り |
| 4 最大間隙比 | ○(正しい) | 砂の最も緩い状態の間隙比。相対密度を求めるのに使う |
| 5 乾燥密度 | ○(正しい) | 単位体積当たりの質量のうち、土粒子の質量だけで考えたもの |
定義文は正しいので、後半の図の名前で判断します。
選択肢3のポイント(ここが誤り)
選択肢3のどこが誤りか
粒度が土粒子を粒径で区分した分布状態である、という前半は正しいです。これを読み取る図は粒径加積曲線です。
塑性図は液性限界と塑性指数で細粒土を分類する図で、粒径の情報を持っていません。そもそも塑性図は細粒土だけを相手にする図なので、砂礫の粒度は扱えません。
覚え方
- 図と読み取れる量を対にして持ちます。
- 塑性図は水を含んだときの振る舞いを見る図で、粒の大きさを見る図ではありません。
理解度チェック
Q.
粒度はどの図で分かるか。
粒径加積曲線です。塑性図は細粒土の分類に使う図なので、粒度は読み取れません。
Q.
塑性図は何と何で位置が決まるか。
液性限界と塑性指数です。細粒土の分類に使います。
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出典
公益社団法人 日本技術士会「令和7年度 技術士第一次試験問題〔専門科目 建設部門〕」2ページ Ⅲ-3
公益社団法人 日本技術士会「令和7年度 技術士第一次試験 試験問題の正答」
※ 問題文と選択肢は掲載していません。上の表は各選択肢で問われている論点で、実際の設問は公式PDFで確認できます。
※ この記事の確認日:2026年7月