基礎科目1群「設計・計画」の選び方|6問中3問を確実にそろえる
この記事の要点
材料・構造で取れるのは年によって2問か3問です。力学だけで3問そろうのは4年中2年でした。
ただしⅠ-1-6は4年とも確率・統計なので、そこを1問足せば4年とも3問そろいます。
1群は「設計・計画に関するもの」という名前で、6問から3問を選んで解答します。
名前が広いので何が出るか読みにくいが、令和4年度から令和7年度までの24問を1問ずつ全部読むと中身の比率は安定しています。
4年24問の中身
| 年度 | Ⅰ-1-1 | Ⅰ-1-2 | Ⅰ-1-3 | Ⅰ-1-4 | Ⅰ-1-5 | Ⅰ-1-6 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和7年度 | 構造物の設計 ③ | PDCAサイクル ④ | 許容応力と安全率 ② | 平面応力と平面ひずみ ① | 待ち行列 ⑤ | 統計的検定 ③ |
| 令和6年度 | ユニバーサルデザイン ① | 限界状態設計法 ② | 円形断面の片持ちばり ① | 歯車の速度伝達比 ③ | 線形計画 ④ | 正規分布の和と差 ③ |
| 令和5年度 | 比強度 ⑤ | 座屈 ④ | 材料の機械的特性 ③ | 冗長系の信頼度 ④ | フェールセーフ ① | 相関係数 ② |
| 令和4年度 | 金属材料の性質 ① | 確率分布 ④ | 正規分布の合力 ③ | 安全率とコスト ① | 円形断面の片持ちばり ③ | 期待価値の最大化 ② |
24問を分けると、材料・構造が10問、確率・統計が5問、信頼性が3問、最適化と意思決定が3問、設計思想が2問、機械要素が1問です。合計24で、4年×6問と一致します。
24問のうち10問が材料・構造です。名前は「設計・計画」でも、いちばん多いのは材料力学です。
力学だけでは3問そろわない年がある
構造や材料の知識で取りにいける問題を年ごとに数えると、下のようになります。
| 年度 | 材料・構造で取れる問題 | 問数 |
|---|---|---|
| 令和7年度 | Ⅰ-1-1・Ⅰ-1-3・Ⅰ-1-4 | 3 |
| 令和6年度 | Ⅰ-1-2・Ⅰ-1-3 | 2 |
| 令和5年度 | Ⅰ-1-1・Ⅰ-1-2・Ⅰ-1-3 | 3 |
| 令和4年度 | Ⅰ-1-1・Ⅰ-1-5 | 2 |
3問そろうのは4年のうち2年だけです。令和6年度と令和4年度は2問しかないので、力学だけを当てにすると1問足りません。
Ⅰ-1-6は4年とも確率・統計
| 年度 | Ⅰ-1-6の中身 |
|---|---|
| 令和7年度 | 統計的検定(第1種と第2種の誤り) |
| 令和6年度 | 正規分布の和と差 |
| 令和5年度 | 相関係数 |
| 令和4年度 | 期待価値の最大化 |
4年とも確率か統計を使う問題で、うち3年は統計そのものです。令和4年度だけは確率を使った意思決定の形でした。
ここを1問取れる状態にしておくと、材料・構造が2問しかない年でも3問そろいます。
実際の選び方
まずⅠ-1-6を見て、統計の道具で解けるかを判断します。次に材料・構造の問題を上から拾い、2問か3問を確保します。
足りない年は、最適化や信頼度の計算で埋めます。線形計画も冗長系の信頼度も、公式を1つ覚えれば計算1回で答えが出る形です。
1群と3群は別の群だが道具が重なる
座屈は令和5年度のⅠ-1-2と令和6年度のⅠ-3-4の両方に出ています。3群は「解析」という名前で、こちらも構造・材料力学が中心です。
2つの群を合わせると、力学の道具だけで6問前後を射程に入れられます。
理解度チェック
1群の24問でいちばん多い分野は何か。
材料・構造で10問です。名前は設計・計画ですが、実際に多いのは材料力学です。
力学だけで3問そろわない年はどれか。
令和6年度と令和4年度です。どちらも材料・構造は2問しかありません。
Ⅰ-1-6は何が出るか。
4年とも確率か統計を使う問題です。統計的検定・正規分布・相関係数・期待価値が出ています。
まとめ
力学で2問から3問、Ⅰ-1-6で1問です。この組み方なら4年とも3問そろいます。
1群には3群のⅠ-3-4のような固定の位置は無いので、位置ではなく分野の比率で読みます。
出典
公益社団法人 日本技術士会「令和4年度〜令和7年度 技術士第一次試験問題〔基礎科目〕」
公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 試験問題の正答」令和4年度〜令和7年度
※ 問題文と選択肢は掲載していません。実際の設問は上記の公式PDFで確認できます。
※ 上の表は令和4年度から令和7年度の24問を1問ずつ読み、正答と照合したものです。令和3年度以前は確認していません。
※ この記事の確認日:2026年7月