給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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令和2年度 水道行政 問5 を解説(掃除は1年以内ごと)

令和2年度 学科試験1 問5は、簡易専用水道の管理基準に関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢1です。水槽の掃除は1年以内ごとに1回で、2年に1回ではありません。

「定期に行う」という書き方はそのままです。動かされているのは期間だけです。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢1

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 水槽の掃除は1年以内ごとに1回、定期に行います。「2年に1回以上」とした点が誤りです
2 ○(正しい) 有害物や汚水等による汚染を防止するため、水槽の点検等有害物等が混入することを防止するために必要な措置を講じます
3 ○(正しい) 供給する水に異常を認めたときは、水質基準に関する省令の表の上欄に掲げる事項のうち必要なものについて検査を行います
4 ○(正しい) 人の健康を害するおそれがあることを知ったときは直ちに給水を停止し、利用者に周知させます

選択肢1のポイント(ここが誤り)

簡易専用水道の管理基準は4つです。

中身
1水槽の掃除を1年以内ごとに1回、定期に行う
2有害物等が混入することを防止するために必要な措置を講ずる
3水に異常を認めたときは必要な検査を行う
4健康を害するおそれを知ったときは直ちに給水を停止し、利用者に周知する

数字が出てくるのは1つ目だけです。だから狙われるのもそこです。

この年数は、別の年数と紛らわしいので並べて持ちます。

何の期間か 長さ
簡易専用水道の水槽の掃除1年以内ごとに1回
簡易専用水道の検査(登録を受けた者による)1年以内ごとに1回
指定給水装置工事事業者の指定の更新5年

簡易専用水道側は掃除も検査も1年です。5年が出てくるのは事業者の指定のほうだけです。

詳細は専用水道と簡易専用水道の違いとは?100人・20m³・10m³の分かれ目で扱っています。

覚え方

  • 簡易専用水道の水槽の掃除は1年以内ごとに1回。「2年に1回」とした肢は令和2年に誤り
  • ★管理基準4つのうち数字が出てくるのは掃除だけ。だからそこが狙われる
  • 掃除も検査も1年以内ごとに1回。5年が出てくるのは事業者の指定の更新のほう
  • 検査を行うのは水に異常を認めたとき(常時ではない)
  • 健康を害するおそれを知ったときは直ちに給水を停止し、利用者に周知する

理解度チェック

Q.

簡易専用水道の水槽の掃除はどのくらいの間隔か。

1年以内ごとに1回です。2年に1回とした肢は令和2年に誤りでした。

Q.

管理基準で数字が出てくるのはどこか。

水槽の掃除の間隔だけです。ほかの3つは期間の定めがありません。

Q.

5年という期間はどこで出てくるか。

指定給水装置工事事業者の指定の更新です。簡易専用水道の話ではありません。

> 水道行政のほかの論点は水道行政のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「令和2年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験1 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問5=(1))によります。設問文が「不適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 水道法第34条の2、水道法施行規則第55条(e-Gov法令検索)。条文の引用は同法令によります。
  • ※ 水道行政は2024年4月に厚生労働省から国土交通省・環境省へ移管されました。令和2年の出題にある「厚生労働省令」「厚生労働大臣」は、現行条文では国土交通省令・国土交通大臣(水質に関する事項は環境省令・環境大臣)です。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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