給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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平成30年度 水道行政 問4 を解説(計画は毎年度の開始前)

平成30年度 学科試験1 問4は、水道法に規定する水道事業者等の水道水質管理上の措置に関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢1です。水質検査計画は毎事業年度の開始前に策定します。

「需要者に対し情報提供を行う」という後半はそのままです。周期だけが替えてあります。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢1

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 水質検査計画は毎事業年度の開始前に策定します。「3年ごとに」とした点が誤りです
2 ○(正しい) 1日1回以上、色及び濁り並びに消毒の残留効果に関する検査を行います
3 ○(正しい) 給水栓における水が遊離残留塩素0.1mg/L(結合残留塩素ならば0.4mg/L)以上保持するように塩素消毒をします
4 ○(正しい) 人の健康を害するおそれがあることを知ったときは直ちに給水を停止し、危険である旨を関係者に周知します

選択肢1のポイント(ここが誤り)

この分野の周期は、3つを並べて持ちます。

項目 周期
水質検査計画の策定毎事業年度の開始前
色・濁り・消毒の残留効果の検査1日1回以上
水質基準項目の検査項目によりおおむね1カ月に1回以上、又は3カ月に1回以上

「3年」という周期は、この分野に出てきません。

水質検査計画は年に1回、事業年度が始まる前に作ります。その年度に何をどれだけ検査するかを決めるものだからです。

選択肢3の2つの数値

残留塩素 給水栓における保持
遊離残留塩素0.1mg/L以上
結合残留塩素0.4mg/L以上

結合のほうが値が大きいのは、消毒効果が弱いからです。弱いぶん多く残しておく必要があります。

この2つを入れ替えた肢は、令和2年 問3に誤りとして出ています。

詳細は水道法第20条の水質検査とは?1日1回以上のものは何か・記録は何年かで扱っています。

覚え方

  • 水質検査計画は毎事業年度の開始前に策定する。「3年ごとに」は誤り
  • 「3年」という周期はこの分野に出てこない
  • 周期は3つ=計画は毎事業年度の開始前/色・濁り・残留効果は1日1回以上/水質基準項目は1カ月または3カ月に1回以上
  • 遊離残留塩素0.1mg/L以上・結合残留塩素0.4mg/L以上
  • ★結合のほうが大きいのは消毒効果が弱いから。弱いぶん多く残す

理解度チェック

Q.

水質検査計画はいつ作るか。

毎事業年度の開始前です。3年ごととした肢は平成30年に誤りでした。

Q.

1日1回以上行う検査は。

色及び濁り並びに消毒の残留効果に関する検査です。

Q.

給水栓における残留塩素の保持は。

遊離残留塩素0.1mg/L以上、結合残留塩素ならば0.4mg/L以上です。

> 水道行政のほかの論点は水道行政のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成30年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験1 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問4=(1))によります。設問文が「不適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 水道法第20条、第23条、水道法施行規則第15条第1項・第17条第1項第3号(e-Gov法令検索)。条文の引用は同法令によります。
  • ※ 水道行政は2024年4月に厚生労働省から国土交通省・環境省へ移管されました。平成30年の出題にある「厚生労働省令」「厚生労働大臣」は、現行条文では国土交通省令・国土交通大臣(水質に関する事項は環境省令・環境大臣)です。条文の引用は現行の表記によります。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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