ども、Tです。あなたは
- 「構造設計が辛い」
- 「構造設計を辞めたい」
と思っていませんか。分かります。僕は構造設計の仕事を7年間していましたが、身体を壊したことをキッカケに2019年で退職しました⇒ 【建築業界】退職するなら年度末?実際は?僕の体験談【退職しました】
責任が重い仕事なので思いつめますよね。今回は僕の経験を元に、構造設計が辞めたい理由、辛かった体験談と退職理由、転職先の調べ方についてお話しします。
下記の記事も参考にどうぞ。
構造設計を辞めたい理由
僕が構造設計を辞めたかった(辞めた)理由を下記に示します。
- 責任が重すぎて辛い
- 設備・意匠との調整が辛い
- 誰にも褒められなくて辛い
- 上司が厳しくて辛い
- 残業多くて、休みなくて辛い
それぞれ解説しますね。
責任が重すぎて辛い
構造設計は責任の重い仕事です。建物はあらゆる荷重に対して安全であるよう設計します。地震で建物が崩壊することは、あってはダメです。建物は安全で当たり前、という状態が構造設計者に求められます。
建物が壊れたら多くの人が亡くなります。安心・安全な建物を構造設計すること。その重圧は予想以上に大きいものです。
設備・意匠との調整が辛い
構造部材は、簡単に動かしたり、穴を開けたりできません。一方で、設備や意匠から部材に穴を開けたい、動かしたいと要望がきます。
そういった調整の度に構造計算書を修正し、図面を直します。意匠図と違って、図面を直せば終わりではなく、構造計算の訂正が必ず必要です。
前述したように、人の命を預かる大変な仕事です。ミスは許されません。
誰にも褒められなくて辛い
構造設計はモチベーションの上げ方が難しいです。建物は「安全で当たり前」。「安全に設計してくれてありがとう」とは言われません。
打合せに出向く機会も少ないので、褒められる機会が少ないです。構造設計が好きな方は良いのですが、それ以外の方はモチベーションを上げるのが難しくなります。
上司が厳しくて辛い
これは環境の問題ですが、上司が辛かったです。「厳しい」と書くと甘えっぽいですが、そうではなくブラック上司でした。
詳しくはコチラの記事をどうぞ⇒ ブラック上司の特徴は?僕の体験談、対応策と末路
残業多くて、休みなくて辛い
構造設計に限らず、設計の仕事は残業が多くて、休みが少ないです。人はプライベートが無いと辛くなります。
実際僕は、残業時間が130時間を超えた月に身体を壊しました⇒ 建築設計は残業が多い?1ヶ月に残業130時間した結果感じたこと
構造設計の辛いこと色々
他にも色々辛いことがありました。
設計終盤にブレース構造からラーメン構造へ変更させられたこともありました⇒ 【定期報告】ブレース構造からラーメン構造へ変更。【構造設計辞めたい】
とても小さな建物を1年間かけて設計したことも⇒ 50㎡の建物が確認申請を出すまで1年かかって病んだ件。
日々、ITリテラシーの低い方々を相手にすることも⇒ 中堅設計事務所にいる老害とITリテラシーの話
いよいよ辞めたい!と思ったときに書いた記事⇒ 建築設計を辞めたい3つの理由と、答えを導く3チェック、実際に僕が退職して思うこと
構造設計で楽しいこと
楽しいと思えることもあります。
下記に整理しました。
- 構造計算が楽しい人(理論式を解く)
- 柱や梁の大きさを決定するのが楽しい人
- 構造図を作成するのが楽しい人
- 構造計画が楽しい人
- 意匠設計者との議論が楽しい人
- 最新の計算ソフトをいじるのが楽しい人
前述したように構造設計はモチベーションを維持するのが難しい仕事です。重要なのは、楽しみ方を『見つけること』。学生の内に目星をつけると、なお良いですね。
辛かった体験談と退職理由
僕は7年間構造設計の仕事に従事しました。辛かった体験談は色々ありますが、「構造設計が辛かった」というより、「職場環境が辛かった」のだと思います。
ブラック上司にありがちな
- すぐに怒る(沸点が低く感情的)
- 人前で怒る
- 人格否定
が辛かったですね。例えば新幹線の中で、大きな声で駄目だしされるとか。※しかも上司はお酒を飲んでいる。
結局、長時間労働とストレスが相まって身体を壊し退職しました。
環境が変われば楽になる?
ですから、「構造設計が辛い」と思っているあなたも、もしかしたら
- 職場環境が辛い
だけかも。構造設計を辞めずに済むなら、これまでのキャリアも活かせるし、それが一番です。まずは、
- 職場(環境)が辛い
- 構造設計が辛い
のどちらか見極めましょう。ブラック企業にお勤めなら早々に転職された方が・・・⇒ブラック企業に入社したらどうなる?僕の体験と新入社員の結末
どの会社が良い環境なのか実際は良く分からない・・・
(じゃあ、どの会社は環境が良いの?)
正直よくわかりません・・・。
こればかりは転職サイトの求人情報を見ても、よくわからない。求人情報は良いことしか書きませんし、年収や残業時間の項目だけでは判断付きません。本当かどうかわからないし、1番信頼できるのは、実際に働いている人の意見を聞くことですね。
僕が役立ったのは転職の口コミ
とはいえ、実際に働いている人の意見を聞く機会は、そう多く無いですよね。友人の少ない僕は、聞けてもせいぜい数人。職場環境を判断するには数が乏しいです。
そこで参考にしたのが転職口コミサイトの転職会議です。こんな感じで、会社のリアルな情報が丸わかりです。
転職会議の良いところは、「リアルな口コミ」が読めること。転職サイトの企業情報は、企業から提供された情報です。一方転職会議は、実際に働いていた人の口コミなので信用できます。
参考に乗せた写真は日建設計の口コミ。残業時間は60時間くらい。まぁまぁ良心的かな?
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