ども、Tです。
あなたは、
- 「建築設計の仕事ができなくて怒られてばかり」
- 「毎日残業で土曜日も仕事。建築士の勉強もできない」
- 「給料も少なくて将来が不安」
と思っていませんか。実は僕自身、「建築設計を辞めたい」と思ったことは何度もあります。
毎日辛かったからです。
上司に怒られて怖くなり、質問しづらくなって仕事をミス。で、また怒られて・・・という悪循環。
それに毎日の残業や休日出勤で疲れ、余計に仕事が上手くいかない。何だか、仕事を繰り返すたびに、頭が悪くなっているんじゃないか、と思うくらいでした。
それでも建築設計を辞めていいか悩みました。
- 「自分がワガママなだけ?根性が無い?」
- 「建築設計に向いていない?」
そんな風に思いました。そして2019年現在、僕は設計事務所を退職しています。「辞めて良かった」と思っています。
今回は、そんな僕の経験を元に、建築設計を辞めたい3つの理由と、答えを導く3チェック、実際に僕が退職して思うことをお話しします。
こちらも参考になります。
建築士に向いていない性格は?働いて分かったこと、解決方法3つ
組織設計事務所へ転職したときの待遇・年収と、転職に役立つおすすめサービス
建築設計を辞めたい理由3つ
僕が建築設計を辞めたい理由は下記の3つです。
- 上司が厳しくて辛い(怒ってばかり)
- 毎日遅くまで残業、土曜日も仕事
- 給料が少なく、将来不安
それぞれ詳しく説明しますね。
上司が厳しい(怒ってばかり)
僕の上司は厳しい人でした。部下が徹夜しても何とも思わない人でした。とにかく仕事が第一という人。
入社間もない頃、「2日間徹夜しても大丈夫な脳をつくれ」と言われた時は、ひきましたね⇒ ブラック部長のクソ格言。2徹してもフル回転できる脳みそをつくれ。
仕事の失敗を許さない人だったので、その度に怒られました。怒られると委縮します。
そして怖くなり、質問しづらくなって仕事をミス。で、また怒られて・・・という悪循環でした。
職場に行くのが本当に嫌でしたね。
毎日遅くまで残業、土曜日も仕事
とにかく仕事漬けでした。
新入社員の頃から夜10時や11時は当たり前。朝は8:30から仕事。家に帰っても寝るだけの生活です。
休日出勤も常態化していて、土曜日も仕事をしていました。だからといって振替休日にできませんでした。
「お前の仕事が遅いからだ」と言われたからです。
毎日仕事をすると、判断力が低下してきます。簡単なことにも時間がかかりました。
仕事を続けるほど「頭が悪くなっていく」ようでした。
休みの日は寝るだけ。遊びに行くのも面倒だし、建築士の資格勉強も満足にできません。
こちらも参考にしてください⇒ 3月の残業時間が130時間だった・・・。
給料が少なく、将来が不安
給料が少なかったです。大学院卒で基本給18万円です。もちろん生活はできますが・・・。奨学金を借りて、1人暮らしして、正直きつかったです。
車も持てないし、良い部屋も借りられないし。結婚や旅行。周りの人が普通に楽しんでいることが、全くできない苛立ちもありました。
本当に将来が不安でした。参考⇒ 【業種別】働いて分かった一級建築士の30代の平均年収、独立後の年収
辞めたい人に答えを導く3つのチェック
そんな悲惨な状態だったのですが、それでも建築設計を辞めていいか悩みました。
- 「自分がワガママなだけ?根性が無い?」
- 「建築設計に向いていない?」
- 「いつか慣れて楽になる?」
- 「大学院まで行かせてくれた親に申し訳ない」
と思っていましたね。だけど、このまま仕事を続けたら身体を壊す、とある時思いました。
そして、3つのチェック項目をつくりました。3項目を総合的に判断し、僕は退職を決意したのです。
「辞めたいけど悩んでいる」という方に答えを導けると思います。3項目は下記の通りです。
- チェック① 自分優先で考えてみよう。
- チェック② 判断力が鈍ってないか?
- チェック③ どういう人生を描きたいか?
解説しますね。
チェック① 自分優先で考えてみよう。
重要なのは自分優先で考えることです。
会社に気を使ってしまうと、どうしても『会社に残る』という選択肢が強く残ります。
一方、自分優先で考えれば「退職」「転職」という選択肢が見えてくるはずです。
もちろん辞めるタイミングも自分優先で考えてくださいね。ボーナス支給を待ってから辞めましょう。年度末まで我慢、とか思わなくていいです。実際僕は、年度末を待たずに辞めました。
自分優先で考えると、自分の身体や「自分の命が、仕事なんかより大事」と気づきます。
(だけど仕事を退職して、次の仕事はどうしよう・・・)
大丈夫。仕事はあふれています。貯金なしで仕事辞めたって、何とかなります。何度も言いますが「自分優先で考えてください」。
あなたの人生は、あなただけのもの。会社は一切関係ありません。
チェック② 判断力が鈍ってないか?
忙しいときは判断力が弱っています。
仕事を辞めたいと思ったとき、自分を疑うことから始めましょう。忙しいと、心も弱っています。心が弱っているとき判断力が鈍ります。
ですから、『こうなったら仕事を辞めても良いまたは続ける』というチェックリストやメモを残しましょう。
よくある例が『3年経過したら転職する』です。これは3年経過するまでは辞めないという制約を自分に設けています。
僕の場合、「体を壊したら終わり」と決めていました。実際に体を壊しました。その後、仕事は調整してもらいましたが、素直に設計を辞める決断ができました。
もし、それを決めていなかったら一生設計にしがみつく人生で、後悔したかもしれません。
あわせて参考にしてください⇒ 【厳選】設計を辞める人におすすめの前職を活かす転職先5つと、僕がおすすめする転職サービス2選
チェック③ どういう人生を描きたいか?
あなたは「どういう人生を描きたい」でしょうか。僕が自分に問いかけたとき、
「自分の人生を、毎日楽しく幸せに生きたい」
と思いました。
平凡で抽象的かもしれません。でも、これで良かったんです。この時気づいたのは、そんな人生を描くのに「仕事は関係ない」ということです。
仕事は人生の一部です。けっして人生=仕事じゃないし、人生 < 仕事にはなりません。
自分の人生を「どう生きたいか」が大切です。例えば
- 都会で設計をして、忙しく働くのがいいか?
- 田舎の工場でのんびり定時上がりで仕事をするのがいいのか?
色々考えられますね。
建築の大学に行ったからと言って、建築関係の仕事を続ける義務はないです。
「せっかく大学院まで行ったのに・・・」と思う人は、ご両親に「仕事を辞めたい」と告白してください。すんなりOKを出されると思います。
『自分の歩みたい人生』を少し打算的になって見つめなおしていきましょう。「そんなこと言われたってわかんないよ」という方は、自分の上司を見てください。
下記の記事に、詳しく書いています。あなたの上司は輝いて見えますか?
以上、僕が設計事務所で働いて「建築設計を辞めたいな」と思ったときにチェックした3項目をご紹介しました。
最近ネットの記事を見ていると、全然、経験者じゃない人の声(建築設計の仕事をしたことのない人)が大きくて・・・真に受けた方が少し心配です。
僕は安易に「建築設計を辞めた方が良い」とは言えません。なぜって、あなたにも生活がありますから。それに、頑張って勉強して、就活して建築設計の仕事をやってきましたから。
あなたの顔は見えなくても、僕にはそのことが良く分かります。だから難しいんです。簡単に「ブラックだから辞めなよ」なんて、無責任なこと言えません。
だけど、今回ご紹介した3つのチェックをよく考えてみてください。
その上で、あなた自身が出した答えがどちらにせよ、僕は背中を押したいと思います。
実際に僕が退職、転職して思うこと
2019年現在、僕は新卒で勤めていた設計事務所を辞めました⇒ 【さらば建築業界】退職できました。【ありがとう建築】
おまけに今は別業界で仕事をしています。
悔いはありません。
それどころ、今が人生で一番幸せじゃないでしょうか。本当に辞めて良かったです。苦しくて「設計を辞めたい」と思ったとき、それは心の叫びでした。
そんな心の叫びに、僕は気づけました。気づけない人、気づいても無視する人も大勢います。そして身体を壊します。そんなことは勿体ないです。
人生をどう生きたいか
よく考えてください。
転職は、あなたの人生を切り開くため
「退職・転職」を決断された方は、今後、新たな道を歩むことになります。
転職で1番大切なことは、転職先は今より待遇の良い会社に入ることです。そのために、けっして1人で悩まないでください。色々な人の意見を取り入れてください。
最後に転職に役立つサービスを紹介します。
主な転職サービス3つ
転職活動に役立つサービスとして下記の3種類があります。
- 転職サイト
- 転職エージェント
- 転職の口コミサイト
特長を解説します。
転職サイト
リクナビnext、マイナビ転職、dodaなどがあります。ウェブサイトに求人情報が一覧されており、企業情報を自由に検索、閲覧できます。
求人を比較検討したうえで、ネット上で応募が可能、お手軽です。デメリットは、面接サポートや職務経歴書作成サポートなどのサービスが無いこと。全て1人で転職活動を行います。
ある調査によれば転職サイトのみ利用した転職活動は2.5割程度のようです。
転職エージェント
転職のプロが、あなたの経歴を判断した上で、あなたに合った求人を紹介します。
無料で応募書類作成や面接サポートなど、転職活動を手厚くサポートするのが特徴です。
デメリットとして、対人型のサービスなので、まずは転職エージェントと面談する必要があります。転職サイトに比べてお手軽さはやや薄いです。
ただ、大切な転職活動です。お手軽さを選ぶより、手厚いサポートのある転職エージェントの方が安心感があります。
転職の口コミサイト
転職サイトの企業情報は、企業の良い点ばかり書いてあります。そこで役立つのが、実際に企業に勤めた方の口コミです。
転職口コミサイトを使えば、その企業の勤務体制、年収など分かるので「ブラックかどうか」判断できます。
但し、口コミを100%信用できないこと、転職サイト同様に、模擬面接や応募書類作成のサポートは受けられません。
以上、主な転職サービスを紹介しました。転職サイトのみで転職活動する人は少なくて、多くの人が、転職エージェントのみ、転職エージェント+転職サイトを併用します。
ということで、転職活動をするなら転職エージェントの登録は必須です。それに登録するなら早い方が良いです。
それが「ぜったいに退職する」という自分自身への決意表明になります。また転職市場は常に動いています(就活と違って転職は随時募集が基本)。ライバルより早く動けば、その分、良い転職先に出逢えるでしょう。
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