ついに今年度の退職に向かって動き始めました。Tです。長かった。頑張りました。3年前に退職を決意したので3年越しの夢が叶うわけです。
で、ついに、今月の10/26、上司に退職したい旨を伝えました。今回は、その結果を備忘録したいと思います。
退職意向を報告する日。
やっぱり緊張します。現在の上司は悪い人ではありません。嫌いな上司なら、割り切って言えるのですが、むしろ良い人です。
「悪いなぁ」と思いながら、退職を伝えるわけですからね。時間が経つにつれ緊張してきました。1日仕事になりませんでした。
引き止め、引き止め、引き止めの嵐
で、いよいよ定時の17:30。帰らないよう間髪入れず上司に近づきます。
「すみません。ちょっとお時間いいでしょうか。ちょっとお話したいことがありまして・・・」
「ふぉっ?なんやて?」「何て言った?」
上司は耳が遠いのです。
「ちょっとお話したいことがありまして!」
割と大きな声で言いました。多分、廻りの数人には聞こえたでしょう。
で、2人だけの空間で話を切り出します。
「実は・・・ごにょごにょ」
ここで僕は、あらかじめ用意しておいた、退職理由を放します。
嘘の理由です。ただ全部が嘘じゃありません。1割の真実に、嘘を9割混ぜました。退職理由を要約すると、こんな感じです。
- 地元に帰りたい
- 親が手術をして調子が悪い。親のためにも帰りたい。
- 家業がある。家業を継ぎたい。
上記を肉付けした理由を話した感じですね。この中で本当の理由は、今住んでいる所から、地元の「近く」に帰る、という点のみ。あとは方便です。
嘘をついて申し訳ないですが、引き留めが予想できたので、引き留めされない理由が上記です。
上司、「うん・・・」と小さく唸ります。そこからは、ひたすら引き止め、引き止め、引き止めの嵐。上司の言い分は、主に、
- 全く別の仕事をやるなんてもったいない
- 今まで大学で勉強したことが無駄になる
- 君の両親は、君に投資して大学へ行かせたと思う。投資を無駄にするな
- 両親は大事だが、自分のほうが大事じゃないか
- せっかく、一級建築士の試験頑張ったのに。無駄になる
- 建築を始めた時の熱意を思い出せ
でした。せっかくなので、上記の質問に対する答えを、1づつ書いていきましょうか。
Q.全く別の仕事をやるなんてもったいない
⇒ 建築の設計をやりたくないです。残りの人生をやりたくないことに捧げることが勿体ないのです。
Q.今まで大学で勉強したことが無駄になる
⇒ 建築の知識は、建築業界だけでしか活かせないのでしょうか。
Q.君の両親は、君に投資して大学へ行かせたと思う。
⇒ 家族内で解決済みです。
Q.せっかく、一級建築士の試験頑張ったのに。無駄になる。
⇒ 良い勉強になりました。
Q.建築を始めた時の熱意を思い出せ。
⇒ 申し訳ないですが、最初から言うほどの熱意はなかったです。
次回持ち越し
で、結局次回もちこしとなりました。
「もう一度、よく考えてみてくれ」
と上司の言葉にのりました。結論は変わりませんが、本当に良い上司なので、ここでバッサリ結論を言い渡すのは、気が引けました。
1週間後、もう一度、退職の相談をします。
まとめ
会社に未練が無くても、やっぱり「退職します」と言い出すのはエネルギーがいりますね。上司が良い方だとなおさらです。
でも、自分の人生です。上司は、自分の人生を保証してくれません。
自分の人生を、どう幸せに豊かにしていくか。一生懸命考えた結論の過程に「退職」というポイントがあるだけです。
上司の気持ち、会社の気持ち、そんなのは後回し。ノイズです。自分の気持ちを大事にしていきたいですね。
僕はそう思います。