労働のこと

新入社員の約50%が3年以内に離職する建設業界って・・・

ども、tyazukeです。

『建通新聞』をご存知でしょうか。建設業界にいる人ならお馴染み。入札情報や新商品等を特集する建設専門紙です。一般全国紙の『新聞』が力を失っている中、一定の読者を確保し続けています。

建設業界には、『ネットの情報は嘘ばかり』と思っている輩が沢山いるからですね。『信用ならん』、というわけです。業界の年齢層も高いので、まだまだ『新聞』は有力な情報源なのです。まぁ、建通新聞もネット版があって、そっちのほうが圧倒的に便利なんですが↓

 

インターネットが使えない人は新聞をバサバサ広げて時間をロスしちゃってください。で、本題です。建通新聞の社説にとても良いことが書かれてありました。

『若者の離職対策 新たなコミュニケーションを』

とな。このブログで度々取り上げている題材ではないですか。いやぁ、建設業界の人手不足は思っている以上に深刻なんですね。衝撃的な数字がバンバン出てきましたよ。

 

建築業界も働き方革命を全面に押し出してほしいですね。

働き方革命―あなたが今日から日本を変える方法 (ちくま新書)

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建設業に就職した高校生の48.3%が3年以内に離職・・・

ちょっと鳥肌たちました。コレ、衝撃的な数字じゃないですか?2人に1人は建設業辞めちゃってるんですよね?なぜ業界はこんな状態を放っておくのか?

最近の若者は我慢が足らん!

とか言ってる場合じゃないでしょ。あなた達が若者のニーズに合わせるべきですよ。なぜなら、全産業の平均値は40.9%なんです。建設業は平均点以下。7.4%も離職率が高いのです。もっと細かく産業をみていくと、製造業の離職率は28.7%!と圧倒的に低い。

 

素直に考えれば、製造業が愛され建設業が嫌われる理由があると思いませんか?老人たちは、若者に我慢が足りない!と言うのではなく、今の環境を改善しなければ、という危機感を持つべきなのです。製造業の定着率から、その危機意識の差が明らか。人材が勝手にきて勝手に育ってくれる、と思っている建設業界らしい結果です。

とりあえずブラック企業から、転職すべきなんですよね。設計業界にいる人なら、下記の記事も参考になりますよ。

設計を辞める人におすすめする、前職を活かす転職先5つ

 

若者が辞める理由は業界に老人しかいないこと・・・

1人の若者がA建設会社に入社しました。しかし、入社したのは自分だけ。数年経っても新入社員は入ってきません。なんということでしょう。『10~20歳代は自分1人だけ』、そう言い残し職場を去っていきました。

これ実話です↓

会社によっては「10~20歳代は自分1人だけ」というケースも少なくない。仕事で悩みがあっても身近に相談できる同世代がいないまま、若者は社内で孤立し、やがて職場を去っていく。次に入職した若者がいたとしても同じことの繰り返しになる。(原文ママ)

僕も構造部に配属されて、5年間一番下でしたからね。仕事の悩み、専門的な相談、これを話せる相手がいないのは辛いですよね。

 

構造設計は、マイナーで高度な専門知識が必要な仕事です。相談できる人は本当に少ない。一般の人に仕事の悩みを相談できないですよね。だから、『同僚』という存在がいるだけで素晴らしい環境ですよ。

話が逸れましたが・・・ともかく、若者がストレスに感じて離職する理由は、業界に老人が多すぎること。態度がでかくてワガママな老人は切っても良いんじゃないですか?

 

若者のニーズを知らない老人たち。逝ってよし。

社説では、今の若者が定着するポイントも紹介されていました。経営者の皆さん必見ですよー。

①土曜日を休日にすること

②若手の話しを聞く「傾聴力」を向上させること

③若手の仕事を認め、責任を与えること

①が核心を突きすぎています笑。いや本当にそうなんです。『土曜日が出勤』な時点で若者は就職先のリストから外していますよ?だから、

完全週休二日制にすること

こんなもん前提条件なんです。②も全くその通り。老人になればなるほど、人の話を聞かなくなります。本当に幼児のようです。体は年老いていくのですが脳みそは退化して。あと理系の人ほど、他人の意見を突っぱねますよね。

 

オレが言っていることが全部正しい!

という前提で喋ってきます。まず、若者が間違ったことを言っても素直に聞いてあげること。あなたが意見するのはその後です。人としてのマナーです。

③もあるあるですよね。若者はパソコンの扱いに長けています。一方、老人はいつまで経っても手書きに拘ります。パソコンができない現実を認めたくないわけです。

 

人間は善良であればあるほど、他人の良さをみとめる。・・・トルストイ

これは作家トルストイの名言ですが、若手の仕事を少しは認めてやれよ、と言いたいですね。

 

新3Kで定着率アップなるか。

最後に、『新3K』という言葉が建設業界で聞かれるようになりました。新3Kとは『給料』、『休暇』、『希望』。今の建設業界に足りない物全て、ですね。今後、新築物件は益々減るでしょうから、希望はありません。

それでも、他業界では事業を安定的に大きくする会社もあるわけですから、知恵を絞らないといけませんね。

 

例えば在宅ワークを認めたり、副業を認めたり、週休4日にするとか?やりようは沢山ある。期間限定で突拍子もないことやってみてもいい。話題性にもなるし、期間限定だから失敗のダメージも少ないでしょう?

とりあえず、完全週休二日制にしてみませんか。

下記の本は、最近流行りの「働き方革命」について。一読の価値有りです。
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