ども、Tです。あなたは
- 「失敗した部下の叱り方は?」
と思っていませんか。社会人5,6年目になると早い人は部下ができると思います。「自分もそんなポジションになったのだな」と感慨深いですね。
部下ができると目下の悩みは、部下をどう育てていくか、ということ。
年齢も離れているし、仕事に対する考え方も違う。人として、仕事人として部下とどう向き合うべきか難しいですよね。
特に「部下が失敗して叱る」ときが一番難しい。下手して会社を休まれても責任問題に発展します。今回は、失敗した部下の叱り方は?部下のやる気をなくさない叱り方3つについてお話しします。
部下はこんなことを考えているかもしれません。下記をご覧ください。
失敗した部下の叱り方は?部下のやる気をなくさない叱り方3つ
僕が考えた部下のやる気をなくさない叱り方は、下記の3つです。
- 失敗を怒って良いのは1度だけ
- 「お前のために叱っている」は禁止ワード
- 叱ったあとは、過去に起きた失敗談を話すこと
それぞれ解説しますね。
失敗を怒って良いのは1度だけ
失敗を怒っていいのは1度だけです。これは僕が部下だったときの実感ですが、1つの失敗をネチネチ何度も叱られると、
「しつこいなぁ!」
と思ってしまいます。その上司を全然尊敬できないわけです。
1回でもネチネチ叱ってしまうと、部下はあなたと話づらくなります。そのうち「ほうれんそう」が上手く回らなくなって大変なことに。
「お前のために叱っている」は禁止ワード
上司の中には、部下を「叱ってやっている」と思う方がいるかもしれません。
ましてや、それを口に出してしまうことも。しかしこれはNG。確かに上司の考えはその通りなのですが、部下はそこまで気が回りません。
「お前のために叱っている」は、部下が後々成長してから気づけばいいことで、叱っている最中にあえて言うことでは無いのです。
むしろ逆効果で、部下は「何を上目線な」「そんな言い方しなくてもいいだろ」と関係性が悪化します。
叱ったあとは、過去に起きた失敗談を話すこと
失敗を叱ったあとのフォローですが、過去に起きた失敗談を話すといいでしょう。
例えば、仕事の要領が悪くて設計工期に間に合わなかった、という失敗がありました。これを1度は叱るわけですが、
- 「実は俺も若い頃は、仕事が全然間に合わなくてさ・・・」
と過去の自分の失敗談を話してあげると部下は安心します。
若い部下は、上司との力の差を十二分に感じていて、「自分にはこの仕事が向いていないんじゃないか」と思うことが多々あります。
だからこそ過去の失敗談を話すことで、「上司も昔は仕事ができなかったんだ」と安心します。
この効果は2つ。1つは先に述べたように、部下が心理的に楽になること。2つめは、仕事に対するモチベーションの低下を防ぐこと。
叱った後だからこそ、笑って失敗談を話す器量が上司には求められます。
まとめ
今回は、失敗した部下の叱り方は?部下のやる気をなくさない叱り方3つについてお話ししました。
- 失敗を怒って良いのは1度だけ
- 「お前のために叱っている」は禁止ワード
- 過去に起きた失敗談を話すこと
ですよ。下記も参考にしてくださいね。
ちなみに、「部下育成の方法がわからない」「部下にどうやって仕事を任せればいいかわからない」そんな悩みを解決する本がコレ。
マンガで読みやすい上に、内容も充実の200ページ越え。