ども、Tです。
あなたは、
- 「一級建築士になったら、いくら稼げるんだろう?」
- 「一級建築士の平均年収は?」
- 「30代の年収は?」
と思っていませんか。30代って何となく節目じゃないですか。ライフステージが変わって(結婚、出産)、キャリアや年収を意識し始める頃です。
何となく・・・年収に差が付き始める時期かなぁと察して気になるんですよね。
年収を知ることは大事です。自分のライフプランや、将来描きたい人生が明確になります。少なくとも、「現在の年収が適当かどうか?」知るべき。平均年収の「上or下」が分かれば、転職の判断材料にもなります。
僕も学生の頃知りたかった。知っていれば設計事務所に就職しなかった・・・かも。
僕は中小組織設計事務所に勤めて5年になります。学生の皆さんからすれば随分と建築業界人の先輩ですね。
毎月、事務所所員としてお給料を頂いていますが、5年も働くと先輩の懐事情も分かってしまうんですよね・・・(本当は知りたく無いんですよ笑)。
つまり、これから書く年収事情は、僕が実際に建築業界で働いて分かった1つの「リアル」。この記事が全てとは言いませんが、大きく外れているとも思いません。
今回は、働いて分かった業種別の一級建築士の30代の平均年収、独立後の年収を解説した後、最後にあなたの適正年収を診断する方法をご紹介します。
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※僕が実際にMIIDASを使ってみた結果はこちら⇒ MIIDASで適正年収を調べたら、年収が1.7倍に増えた件
下記も参考にどうぞ。
組織設計事務所へ転職したときの待遇・年収と、転職に役立つおすすめサービス
【業種別】働いて分かった一級建築士の30代の平均年収
一級建築士の30代での年収を一覧で示しますね(僕の経験を通して分かった年収なので、下記を保証するものでは無いですよ)。
- 設計事務所 400~550万円
- ハウスメーカー 600~700万円
- ゼネコン 500~600万円
それぞれ説明しますね。
設計事務所の年収は業界最下位・・・?
零細~大手を全部ひっくるめての平均年収をざっくり勘案すると
- 400~550万円(三十代男性、残業代含む)
程度かと思います。
実際に、僕が働く中小組織設計事務所の、一級建築士の年収は上記の範囲内でした。
一級建築士になると、どの事務所も技術手当が付くと思います。あるいは30歳から役職もついて年収を引き上げるのでしょう。
ちなみに僕の年収は380万程度(無級建築士、残業代上限マックス)です。
(余談ですが設計事務所という業種自体、破綻してるから来ない方がいいです。設計事務所OBからの真面目な忠告。)
僕は設計事務所に勤めていますが、ゼネコン、メーカーと比べると圧倒的に年収が低い。毎月、身をもって実感しているわけです。
但し、設計事務所にもランクがあって「三菱地所設計」のように、財閥系の大手組織設計事務所は年収も良い。逆に「個人設計事務所」のように、お1人様で経営している事務所は年収が低いです。
設計事務所の細かい年収が知りたい人は、こちらの記事も参考になります。
ハウスメーカーなら設計事務所の年収の1.5倍
先輩が3人ほどハウスメーカーに転職しました。彼らが言うには「転職しただけで、事務所時代の1.5倍になった」そうです。
具体的に突っ込んで年収を聞くと、大手ハウスメーカー勤めなら大体こんな感じ。
- 600~700万円(一級建築士、三十代男性、残業代含む)
です。
注意してほしいのが、先輩が転職したハウスメーカーは最大手ということ。テレビCMでも有名な、あのメーカーです。
つまりハウスメーカーの企業規模次第で、上記の年収は50~100万程度下がります。
設計事務所とハウスメーカーの、年収の開きを分析します。設計事務所とハウスメーカーとの企業規模を考えてください。断然、ハウスメーカーの方が企業体として大きい。あの日建設計ですら、ハウスメーカーの足元にも及びません。
1.5倍も年収が開くのは当然です。よって「企業規模が大きいほど年収は良い、手厚い」という法則は、建築業界にも漏れなく当てはまります。
下記の記事は、ハウスメーカーへ転職した先輩の詳細インタビュー記事です。あわせて参考にしてください。
頑張れば年収1000万円も可能なゼネコン
企業として体力のあるゼネコンは、会社としての規模も他業界に比べて遜色ないですし、大手なら年収1000万超えることも夢ではありません。
その代わり人間的な暮らしができないかも。僕の知り合いは大手ゼネコンに勤めていて、現場ごとに転勤があるみたいです。そのたびにマンスリーマンションを借りて単身赴任してます。
さて年収ですが、僕の上司に中堅ゼネコンから転職してきた人がいます。上司に年収の話をすると、「今より遥かに良かった」と教えてくれました。
具体的には、
- 500~600万円(一級建築士、三十代男性、残業代含む)
です。三十代で、これだけ貰えたらいいですね。
下記の記事は、大手5ゼネコンをランキング形式で紹介しています。ゼネコンに転職希望の方は、参考にしてください。
追記① プラントメーカーは1000万プレーヤー
追記です。建築とは離れますが、建設業界ではプラントメーカーが一番給料が良いです。四十代で年収1000万は軽く超えるそうな。
友人は、僕の1.5倍以上の年収(資格なし、三十代で600万円)で、自由に休みが取得できます。仕事も1年目から外注が中心みたいです。自分で手を動かすことが無いので楽だ、と言っていました。
将来困りそうですが、羨ましい限りです。
追記② ボーナス、福利厚生が安定している公務員
公務員の給料はとても手堅い。まさにイメージ通りです。建築系技術職員の年収は、
- 400~500万円(三十代男性、残業ほぼ無し)
公務員の特権として、「残業が無いこと」が言えます。毎月の給料は低くなりますが、ボーナスがきちっと数か月分入るので年収に換算すれば普通くらい。但し、年金や福利厚生(退職金等)も手厚く、年収には表れないメリットが多数あります。
また残業が少ないことも、最近の学生さんにとっては大きなメリットじゃないですか?
設計事務所から公務員に転職した方の話を聞くと、『めっちゃ楽』や『やることなくで逆に辛い』という声が多かったですよ。
部署にもよるけど、コスパの良い職業といえるでしょう。公務員天国のギリシャみたいに破綻しちゃうよ・・・。
あなたの年収は、平均年収より高い?低い?
ここまで読んでいかがでしょうか。もしかすると、
- 「平均年収が分かってどうなるんだ」
- 「平均年収なんて当てにならない」
そういう意見もあるかもしれません。確かにおっしゃる通りです。
平均年収はあくまでも「平均値」。変動もしますし、計算方法で値が変わることもあります。
だから本当に知るべきは、適正年収の方なんです。あなたのキャリア、スキルを適切に反映した「適正年収」がわかれば、平均年収を知る必要は無いでしょう。
知らないと損をする、適正年収の調べ方
ここまで読まれた方は「平均年収」よりも「適正年収の方が大事」と理解されたと思います。
(じゃあ、どうやって適正年収を調べるんだ)
気になりますよね。実は、適正年収を調べるMIIDAS(ミイダス)というサービスがあるんです。
MIIDAS(ミイダス)は、大手転職サイトのdodaを運営するインテリジェンス社によるサービスです。
自分のキャリアやスキルを登録すれば、それに見合った適正年収と企業の面接オファーが受けられます。
実際に僕も使いましたが、自分の適正年収が分かってから、転職先を選ぶ参考にもなりましたね。サービスを利用するには会員登録が必要です。年収診断と含めて5分くらいで終わるので、一度やってみて損は無いですよ。
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ちなみに、僕がMIIDASを使ってみた結果は下記の記事をご覧ください。
まとめ
今回は僕の経験から、一級建築士の30代の平均年収を紹介しました。年収の法則を伝えるとするなら、
- 大きな企業は、やはり給料や福利厚生が良い
ということ。公務員だって、よくよく考えれば「日本」という超大企業の一員なのですから。優遇されています。
逆に設計事務所は、企業規模としてはメーカーやゼネコンに随分と劣ります。その分給料は低い。福利厚生も不安定です。
なお一級建築士の年収をネットでも調べました(「平均年収.jp」さん)。僕が紹介した年収と概ね合致していましたよ。併せて参考にしてくださいね。
年収は大事です。特に将来設計を真面目に考える30代、ある程度お金は持っておきたいですよね。
また、平均年収を知った後は、あなた自身の「適正年収」を知るべきです。適正年収が分かれば、現状の年収と比較して「どのくらい差があるか」わかります。
転職の判断材料にもなる訳です。
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僕の年収がいくらになったか真相を知りたい方は下記の記事をチェック!
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