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隈研吾氏に学ぶプレゼンの手法と喋り方のポイント

建築学生の就活

ども、Tです。

建築家って本当に言葉巧みですよね~。特に有名建築家になると、プレゼン能力で仕事をとる人もいるそうで。

実際に講演会を聞きに行くと、「先生の話はやっぱり素晴らしいですなぁ」と思ってしまいます。

今回は、有名建築家の1人「隈研吾氏」の講演会をみた、プレゼンの手法と喋り方のポイントについて考えていきますね。

もちろん隈氏はプレゼン能力だけでなく建築物も素晴らしいですよね。彼の設計した建築物をまとめました。

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早口にならない

隈研吾氏の穏やかな話しぶりは、聞く人に安心感を与えます。けっして慌てることがありません。堂々とした口調です。

喋りかける相手が、その言葉を頭の中で処理する前に喋るのはNG。畳みかけるように話しても、何も頭に残りません。

ゆっくりと、スムーズに。堂々とした喋り方を心がけましょう。

言葉に抑揚ををつける

ココは重要だ、という言葉に対してはアクセントをつけます。例えば、今回聞いた講演会は「小さな建築」ですが、これに関係するキーワードや「小さな建築」は強く、前後の言葉弱くする。

こうすれば、喋りかける相手に「ポイントを理解させる」ことができます。

結論を説明し、根拠となるエピソードを紹介する

プレゼンでは、相手を納得させることが何よりも大切です。

 

今回聞いた講演会で、隈研吾氏が言うには世界は小さな建築に向かっていて、世界はデンマークに注目しているそうです。

いかに隈研吾氏の言葉といえど、「世界はデンマークに注目している」という言葉そのまま信じるには、説得力にかけます。なぜ北欧の小さな国を世界が注目しているんだろう、と思いますよね?

 

隈氏は、その疑問を補うように「その一例を挙げますと~」と根拠になるエピソードを説明します。

このエピソードを説明することで、「世界はデンマークに注目している」という隈氏の考えに説得力が生まれました。

 

このプレゼン手法はとても効果的です。つまり、まず結論を述べ、その後に結論の根拠を述べるのです。

一見、主題と関係の無い話を最初にする

一見、主題と関係の無い話を最初にすることも、聞き手の興味を引くためには大切です。隈氏は「デンマークが世界的に注目されている」という話をしたあと、Nomaという料理店に言ったことを紹介します。

食べ物の話、料理の話は一見関係ないですが、聞き手の興味を引くには丁度いい手法です。

 

いきなり建築の話をしては、聞き手も緊張をしてしまいます。その前に、クッション材となるような話やエピソードを1つ追加するだけで、聞き手はリラックスして聞いてくれます(食前酒のようなものですね)。

もちろん全く関係のない話をしてはいけません。それでは話のストーリーや辻褄が合わないからです。話の主題と一見関係のないように思えて、裏で繋がっているエピソードがベストです。

 

特に、食べ物の話は万人受けするエピソード。建築に絡めて話すことができるエピソードが1つや2つ合っても良いですね。

プレゼンの写真は流す程度におさえる

パワーポイントに映し出される写真は、クドクドと説明しません。聞き手は写真をみれば一目瞭然だからです。

いちいち写真の説明をすると、長ったらしく感じます。但し、説明をしないとわからない写真ならもちろん口添えが必要です。

締めの言葉で、一番大切な自分の考えを言う

締めの言葉も大切です。

プレゼンなら、自分が最も伝えたいことを最後に再度述べるべきです。プレゼンは短いですが、内容が濃いため初めに話したことの印象が残りません。

 

つまり重要なことは最後に喋る方が印象に残ります。

あなたが、聞き手に最も伝えたいこと。これを一言で締めの言葉にまとめます。なるべく印象に残るよう、カッコイイ結びにしたいものです。

まとめ

  • 早口にならないこと
  • 言葉に抑揚をつけること
  • 最初に主題と関係のない話をして、聞き手の心をつかむこと
  • 写真をクドクドと説明しないこと
  • 締めの言葉で、自分が最も伝えたいことを完結に。
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