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木造建築で有名?絶対に見るべき隈研吾が設計した建築物5選

建築学生の就活

ども、Tです。

僕が好きな建築家の1人、隈研吾氏は木を使った建築が有名です。建築特に最近は、これまでの木造建築から逸脱した形態を、テクノロジー(グラスホッパー、ライノセラス)で実現しています。

特に地獄組を利用したサニーヒルズジャパンは、新旧の技術が融合した、新しい木造建築物だと思います。隈研吾氏がつくる新しい建築は、一般の方が見ても新鮮な気持ちになるでしょう。

今回は、僕が一押しする絶対に見るべき隈研吾氏の建築5つを紹介します。下記も参考にどうぞ。

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竹の家(竹屋 Great (Bamboo) Wall)

竹の家は隈研吾氏が一躍有名となった作品です。隈氏は竹の家を設計したとき、「本当に中国の人に受け入れられるのか」と不安に思ったそうです。

しかし、そんな不安を吹き飛ばすかのように、竹の家は中国でも人気を博します。

現在、隈氏が1年の半分を海外で過ごすキッカケとなった建築物が、「竹の家」なのです。

隈研吾氏の公式HPには、こんなコメントが書かれています。

中国、万里の長城の脇に建つ小さなホテル。

地形を守りながら、その上に上下にうねるリニアな構築物を作る方法は、万里の長城の建て方から学習したものである。

外壁はすべて竹製のルーバーで覆った。建物の中央には、水面に浮かぶようにして茶室が配置され、茶を飲むことを通じて、自然と人間が一体化するための空間として計画された。

特徴的な竹の外壁が、中国らしさを引き立てます。

場所は、

Commune by the Great Wall内。北京市内から車で約1時間20分、万里長城の麓

です。

広重美術館

地域に溶け込むように佇む建築。

平屋建てで切妻の大屋根が主張しすぎず、気持ちがいいですね。

隈研吾氏の公式HPには、こんなコメントが書かれています。

印象派に大きく影響を与えた浮世絵の画家、歌川広重の作品を展示する美術館。

彼が木版画の中に作り上げた独特の空間構成を建築化しようと考えた。

地元の特産品である杉材を用いて作った木製ルーバーを用いて、このスーパーインポジションの方法を建築化しようと考えた。

この杉材は、不燃処理、防腐処理をほどこす事によって屋根材としても用いる事が可能となり、ルーバーによって太陽の光をカットし、また庇を長く出した独特の断面形状によって、高い環境性能を獲得することができた。

場所は

栃木県那須郡那珂川町馬頭116-9

です。

サニーヒルズジャパン

東京にお住まいの方なら、一度は見たことがあるかも。

アッと驚くような外観。これは日本の木造建築に伝わる「地獄組」という接合方法を使った作品。また、外観形状は「ライノセラスとグラスホッパー」を駆使。

過去と現代の技術が融合した素晴らしい作品です。

隈研吾氏の公式HPには、こんなコメントが書かれています。

日本の木造建築に伝わる「地獄組み」という名のジョイントシステムを用いて、森のような、雲のようなやわらかであたたかくヒューマンな空間を創造した。3次元の構造システムの採用によって、一つの部材の断面寸法は60mm×60mmにまで細くすることが可能となった。

この枝のように細い木でつくられた空間は、徹底して素材にこだわったパイナップルケーキを試食するために使われている。

場所は

表参道

です。実際に行きましたが、ちょっと驚くような建築物ですね。平日にも関わらず建築関係者が見学に来ていました。

ちなみに中ではパイナップルケーキが試食(無料)できます⇒ 隈研吾さんが設計したサニーヒルズを見学した話

浅草文化観光センター

この作品は一度見学したことがあります。

比較的新しい建物にも関わらず、浅草の下町のイメージを壊さない木の外観です。むしろ、これからの浅草を代表するシンボルになる、そう思いました。

 

隈研吾氏の公式HPには、こんなコメントが書かれています。

雷門の向い側の角地、わずか326 m2 の敷地に、観光案内所、会議室、多目的ホール、展示室といった多様なプログラムが求められた。

江戸の文化を今に伝える雷門の門前に、伝統的木造住宅を7つ積み重ねたような、複合的な文化センターを提案した。

屋根とルーバーは、日射を防ぐ役割もはたし、また、屋根と上階の床との間の空間は設備のための空間として有効利用され、天井の高さを最大化するのにも貢献した。

場所は

東京都台東区雷門2-18-9

です。

実際に行った感想はこちら⇒ 隈研吾が設計した浅草文化観光センターと根津美術館に行ってきた

スターバックス大宰府天満宮表参道店

太宰府天満宮の参道に沿ってたつスターバックスコーヒー店。

これまでのスタバのイメージをガラッと変えるような、そして太宰府天満宮にふさわしい作品です。特徴的なX形の木組みは構造体でもある。

木使いの隈氏ならではの発想です。

隈研吾氏の公式HPには、こんなコメントが書かれています。

大宰府天満宮に至る参道に沿ってたつ、スターバックスコーヒー。間口7.5m奥行き約40mの長細い敷地を考慮して、木をななめに組み、光と風が流れるような有機的な空間をつくった。

内部空間を覆い尽くすX形の木組みは、60角の1.3m~4mの杉材を約2000本使用して、材の全長は4kmにおよぶ。木組みは筋交いとして、建物を支える。

全体を組んだ後、ジョイントをダボで縫うことにより、木組みをより硬いものとした。太宰府という歴史ある土地と、現代的な木造技術の遭遇が、他のスターバックスとは異なるユニークな空間を生み出した。

場所は

福岡県太宰府市宰府3-2-43

です。

まとめ

今回は隈研吾氏が設計した、絶対に見るべき建築物5つを紹介しました。

紹介した作品は、隈氏が有名になるキッカケとなった作品や、現在の隈氏を代表する作風の建築ばかり。

隈氏が世界的に活躍するキッカケとなった竹の家は、是非泊まりに行きたいなぁと思います。下記も併せてどうぞ。

参考HP

隈研吾建築都市設計事務所

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