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隈研吾氏のサニーヒルズってどんな感じ?実際に見てきた感想、驚き

建築学生の就活

ども、Tです。

隈研吾氏によるサニーヒルズ 

をご存知でしょうか。東京都の表参道にあるパイナップルケーキ販売店です。

先日仕事で東京へ行きまして、見学したかった隈研吾さんの「サニーヒルズ」へ行ってきました。

サニーヒルズジャパン
表参道
2013年12月
物販店舗
297m2

日本の木造建築に伝わる「地獄組み」という名のジョイントシステムを用いて、森のような、雲のようなやわらかであたたかくヒューマンな空間を創造した。一つの部材の断面寸法は60mm×60mmにまで細くすることが可能となった。

設計は隈研吾さん。4年前に設計された建物ですが、こんな建築家らしい建築って最近ないですよね。

この建物は、パイナップルケーキの販売店です。1階は販売スペースと待合所、2階は販売するパイナップルケーキを試食するスペース、3階はトイレです。

店内に入ると、店員さんが「宜しければ2階でパイナップルケーキはいかがですか?」と案内してくれます。

 

で、ここは2階へ上がる階段。階段の板は少し薄いのか、歩くと揺れます。床や壁は木組のトラス格子壁です。つまり、「構造体」なんですねぇ。思い切った設計です。

ちなみに、このトラス面格子。面内方向にしか効かない部材なので、外側に押してやると簡単に揺れます(ちょっと揺らしてみました)。

 

こんな感じで外壁も、トラスの格子壁をさながら耐震壁のように使っています。1枚じゃ弱いのか、1枚重ねて面外方向にもトラスを組んでいますね。

 

3階にのトイレ手前のスペース。これは構造体じゃないと思いますが、至るところで格子のデザインが施されています。

冒頭で説明したように、2階は 土鳳梨酥(パイナップルケーキ)の試食スペースです。試食スペースと言っても、立って細切れのパイナップルケーキを食べる、いわゆる試食スペースじゃなくて。

洒落たテーブルと椅子、落ち着いた照明のある、さながらカフェのような雰囲気。僕の他にもケーキを食事中の方がいたので、写真を撮っていません。お見せできないのが残念ですが、椅子に座るとパイナップルケーキ1つと台湾茶がでてきます。

500円くらい払ってあげたくなるサービスですが、無料なんですよね。1個300円、15個入りで4500円と少し値が張りますが、普通に美味しいケーキなので是非。

 

納まりはこんな感じ。時間があれば、もっとゆっくりしたかったです。

というわけで表参道に訪れた方は必見ですよ。パイナップルケーキも美味しいし。無料で立派な試食をした後は、ケーキを購入してあげましょう笑!

隈氏が設計した建築物は、他にも色々あります。下記も読んでくださいね。

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