労働のこと

建築家として独立して食べていくために必要な物件数は?

ども、tyazukeです。

将来は建築家として独立しよう。そんな野望を胸に働いている方もいるでしょう。

あるいは、学生さんで将来建築家になりたい、と思う方も。

 

では、一体独立して食べていくためには、年間にいくつ設計をすればよいのでしょうか。今回は、建築家として独立したとき、食べていくために必要な物件数を紹介します。

スポンサーリンク

 

設計料は1物件につき工事費の10%が相場

設計料は1物件につき、工事費の10%が相場です。

 

仮に住宅ベースで考えます。住宅の工事費は1000~3000万円で上下します。平均的な数値として2000万円としましょう。

 

つまり1物件の設計料は、

  • 2000万円×0.1=200万円

となります。

 

経費は売上の20~50%が相場

設計事務所の経費は、売上の20~50%が相場です。所員がいるなら給料が発生します。PCや印刷機、ソフトウェア、諸々の経費がかかります。

所員がいないなら経費は多くかかりません。

 

仮に経費を売上の50%と考えます。すると手元に残るのは100万円

意外と少ないことに驚きましたか?

 

建築家が食べていくために必要な物件数

住宅の設計は、1ヶ月で済むものではありません。

基本設計~実施設計まで1年間要する場合もあります。最低でも3~6ヵ月はかかるでしょう。

 

お分かりのように、1物件の設計では食べていけないので、建築家は数件を掛け持ちしています。しかし業務の期間が長く、手間がかかる仕事ですから1人だけで仕事をするなら、1年間に3~5件の平行作業が限界でしょうか。

 

1件について200万の売り上げ、それを年間5件行います。すると、

  • 200×5=1000万円

が売り上げ。

 

但し、先に述べたように半分は経費として消えていきますので、手元に残るのは

  • 500万円

30~40代のサラリーマンと同程度の報酬です。これを多いとみるか、少ないとみるか人それぞれですが、もう一つ判断材料を書いておきます。それは業務のスピードです。

毎日忙しく働いて500万円なら安い気がしますし、ノンビリ働いて500万円なら十分でしょう。

 

さて、1年間に5物件を設計するということは、1物件にかかる期間は、

  • 12/5=2.4カ月

です。

 

つまり、2カ月半で戸建て住宅をポンポン生産できる人は食えます。「この期間で楽勝」というなら、楽勝に食っていけるでしょう。

逆に、「いやいや厳しすぎる!」というなら、年間に5件も設計できない、ということです。

 

まとめ

  • 戸建て住宅を年間5件設計すれば、サラリーマン(30~40代)とトントン。
  • 2ヶ月半で戸建て1棟を楽勝で設計できるなら、独立しても楽勝に食える。
スポンサーリンク
 

こちらも人気の記事です

ピックアップ記事

  1. 建築系ブログを200記事書いたときのPVは?
  2. 基礎の接地圧e/Lはどこまで許容できる?
  3. 【一級建築士】テクニックだけで選択肢を減らす方法を考えてみた【構造】
  4. 社員旅行に参加しないための、もっともらしい理由
  5. 一級建築士に落ちたときの1週間の過ごし方

関連記事

  1. 労働のこと

    隈研吾に学ぶ、世の中の空席を見つけ勝つ方法

    僕は建築が嫌いです。いや、元々はそれなりに好きだったんだけど、…

  2. 労働のこと

    中小規模の設計事務所への就職はアリ?ナシ?

    ども、tyazukeです。この記事を読んでいるということは、設…

  3. 労働のこと

    【tyazuke式】性格別、仕事の適性について

    ども、tyazukeです。仕事の適性って見極めるのが本当に難し…

  4. 建築のこと

    youtuberが凄い理由と、建築家がクソな理由

    ども、tyazukeです。「建築設計やってます」というと大抵「…

  5. 構造設計に関すること

    設計者による考えの違いって、本当に邪魔くさいな。

    設計者による考えの違いって本当に邪魔くさいと思うことがあります。僕が1…

スポンサーリンク

最近の記事

Tazukeのおすすめ書籍

  1. 労働のこと

    マイナビエージェント、建築士の転職成功事例が全然成功じゃない件
  2. 建築のこと

    藤村龍至が唯一無二の存在に成れたメディア戦略について
  3. 構造設計に関すること

    土間コンクリートとスラブの違いと、配筋や床厚について
  4. 建築のこと

    基礎から学ぶ、隣の音が聞こえないマンションの特徴と遮音等級について
  5. 一級建築の試験勉強

    一級建築士の難易度とは?今と昔の違い、大学別の合格者数
PAGE TOP