ども、Tです。
あなたは
- 「中小規模の組織設計事務所の年収はいくら?」
- 「中小規模の設計事務所の就職はアリ?ナシ?」
と思っていませんか。あなたは、設計事務所への就職を選択肢の1つとして考えていますよね。でも中小規模の設計事務所って、情報が少なくないですか?
HPをみても給料のことは「当社規定による」だし、福利厚生や休日日数もわからない。
「情報量が少なすぎて応募するか悩むなぁ」ですよね。その気持ち、よくわかります。僕も実際にそうでしたから。
そんな僕は中小の設計事務所に勤めています(中小規模の組織設計事務所)。年収や労働環境など身をもって体験しました。
今回は、そんな経験を元に、中小規模の設計事務所への就職はアリ・ナシなのか、給与、休日面を踏まえて説明します。下記も参考にどうぞ。
新卒の年収は250~300万円程度
僕の新卒の基本給は18.0万円でした。ボーナスをちょっともらって、年収300万円くらい?
もっと多いと思いましたか?ちなみに大学院卒ですよ。
給料少ない、休みも少ない
僕は中小規模の組織設計事務所へ入社しました。初任給は大学院卒で18万円。大手ゼネコンと比べると5万以上、一般企業と比べても3万以上は違います。
また休日は完全週休二日制ではありません。第一と第三土曜日が出勤日。普通の人よりも多く働いて、普通の人よりも給料が少ない。
これが中小設計事務所の現実です。
中小の設計事務所の就職は、可能であれば避けるべし
僕の結論からでは、「中小規模の設計事務所への就職はナシ」。辞めておいた方が吉です。改めて理由を下記に示します。
- 物件に恵まれていない
- 給料が少ない
- 休みが少ない
- 人が少ない
- 結局転職したくなる
もちろん事情によって、大手設計事務所などへの就職活動が失敗したなら、滑り止め入社も致し方ありません。
ただ、あくまでも滑り止め入社のみ、と考えて下さい。
中小の設計事務所に就職しないほうがいい理由を詳しく説明します。
理由① 物件に恵まれていない
皆さんは、どんな建築物を設計したいですか?
ドーム、美術館・図書館などの複合施設?空港建築でしょうか。
実は、それらの魅力的な建築物のほとんどは、大手設計事務所が設計を行っています。中小規模の設計事務所が行う設計といえば、いわゆる無難な建築ばかり。
中小規模の設計事務所にいるようでは、どんなに努力しようとも限界がみえます。
環境は、自分をスキルアップさせることもあれば、スキルダウンさせるので。
やはり大手設計事務所や、アトリエ系事務所の所員に実力で負けるでしょう。それは物件に恵まれていないからです。
理由② 給料が少ない
初めに説明しましたが、給料が少ないことも理由の1つ。僕の初任給は大学院卒で18万円スタート、といいましたね?
コレ嘘でも何でもないですから。
世の中には、コレ以下の酷い設計事務所が沢山あります。本当に、まだまだある。
お金欲しいですよね。人間らしい生活はしたいですよね?
だから中小規模の設計事務所は就職すべきでないのです。
理由③ 休みが少ない
休みが少ないことも理由の1つ。
誰だって働きたくないです。
僕もできれば働きたく無いですよ。
その気持ちに反して、一般企業より休みが少ないのが中小規模の設計事務所です。
僕は、一般企業に勤める人よりも月に2日ほど休みが少ないのですが、1年間で24日。
24日もの休みが失われている・・・。やるせないですねぇ・・・。
理由④ 人が少ない
規模が小さいと、人材不足が懸念されます。人が出て行っては、入るの繰り返し。転職者の巣窟になっています。
そのため、組織がまとまらず意見が多方向へ。
常に人材不足のため仕事も集中します。仕事が集中すると、1人当たりの作業量も増えますよね?残業も増えて休日出勤もすることに。
あ、もちろんサービス残業ですよ。人が少ない、ということは会社が人材投資を拒んでいる証拠。そんな会社は転職、転職。
理由⑤ 結局転職したくなる
一番の理由はコレなんですよ。
僕が勤める中小の組織設計事務所でも、毎年2~3人は転職して辞めていく。
結局みんな辞めるんです!
だったら就職活動のときから選択肢から外せばいーじゃん、と思うわけです。時間は貴重ですよ。回れ右しないためにも、よーく考えましょう。
就職活動できる限り頑張って、少しでも規模が大きな設計事務所へ入社しましょう!
まとめ
- 中小規模の設計事務所への就職はナシ
- 中小規模の設計事務所は給与、休み、人が少ない
- 結局、みんな転職して辞めていく
- 滑り止め就職はアリ
実際に中小の組織設計事務所で働いた僕からの提言です。転職を考え方の方はコチラを読んで⇒ 組織設計事務所へ転職したときの待遇・年収と、転職に役立つおすすめサービス
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