これまで構造設計辞めたい辞めたい言ってきましたが、定期報告しようと思います。あぁ、いつものことか、と冷めた目で見ていただければ。
出来事は、昨日の夕方でした。70歳過ぎの老害意匠設計者が、急に設計変更を告げてきたのです。と、いうのも、どうやっても金額が合わなくて、設計変更せざるを得ないらしい。普通、仕上げ材料を安くして見積金額を合わせるのですが、今回は構造まで変えないと納まらない状況のようです。
ウチの事務所は概算金額の読みが甘くて、なぜか実施設計終盤になって金額が合わないことが発覚します。マジで能無し集団の事務所。毎度のことですが、本当に疲れるんだよなぁ。
で、変更というのが、
ブレース構造 ⇒ ラーメン構造
という構造形式を全く変えるもの。普通、ブレース構造の方が安く上がりそうですが、この物件少しややこしい形状をしていたので、特殊なブレースを使っていたり、平面形状も矩形じゃなくて円形だったり。これが金額を跳ね上げていた要因だったのです。
しかし・・・結局お金が合わなくて矩形の平面プランに修正。あえてブレース構造にする必要もないので、ラーメン構造、というのです。要するに意匠担当者の読みの甘さが露呈されたわけで。というか、70歳にもなって平面計画まで修正するような読みの甘さは引きますわ。
おまけに、設計変更の原因である意匠担当者は、ブレースを抜けばいいから簡単でしょ?というスタンスなのが腹立ちます。
は?んなわけねーだろ。1年目からやり直しこい、老害。早く墓に入ってくれ。
とは言えず。
というのも、元の設計はブレースに水平力をすべて負担させていたので、柱と梁はおまけみたいなもんです。ブレースと柱脚さえしっかり設計しとけば、柱、梁の設計なんて適当にやっても持つ。
しかし・・・
ラーメン構造は、柱と梁で曲げモーメントを伝達するので、この設計をおろそかにできません。意匠担当者は、概算したいから直ぐにでも図面が欲しい、というのですが、計算しなければ図面を描きようがありません。
要するに、メンバーアップは必然。明日1日で、とりあえず図面を直せと言われたのですが、もうホトホト付き合いきれないので、今日は定時過ぎに帰りました。
結局ここで言いなりに図面を直すと、メンバーアップしなくても良いと判断されそうなので、断面大きくなりますよ、くらいは伝えておきます。
もう、本当に構造設計辞めたいです。
こんな割に合わない仕事ほかにある?こりゃぁ若手が減るわけだわ。