構造設計に関すること

中堅設計事務所にいる老害とITリテラシーの話

建設会社にいる老害の多くは、ITリテラシーが信じられないほど低いのが特徴です。パソコンのタイピングができない。何でも手書きでやりたがる。手書きの資料をワードに打ちかえてくれ、と言い出す等など。彼らが少しでもITリテラシーを高めると、生産性が向上して日本のGDPが上がるんじゃないかと思います。

つまり、日本の生産性を阻害しているITリテラシーが低い老人=老害なんです。あー嫌だ嫌だ。

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ITリテラシーの無い老害が生産性を落としている。

まず『ITリテラシー』という言葉を整理しましょう。ITとは、要するにパソコンやアイフォンなどの先端電子機器、ウェブなどの情報収集ツール等のことだと理解しています。リテラシーは分析力や読解力という意味ですから、『ITリテラシーが無い老害』=『パソコンを使えないおじいちゃん』と、いい感じで言い換えることもできます。

『パソコンを使えないおじいちゃん』だったら可愛いものですが、老害のやっかいなところは自分が絶対に正しいと思っている点。能力は無いですが声だけはでかい爺です。『パソコンを使えなくてもワシは仕事ができる!』と思っている連中です。

さてさて、僕が体験した老害の話しを紹介しましょう。

 

ひたすら手書きの図面を描いている。

ひたすら手書きで図面を描いている老害がいます。僕たち若者世代がキャドで図面を描くスピードの1/10の効率しかないので、全く生産性がありません。

『パソコンを使わないんですか?』とツッコンだ質問をすると、『ワシはパソコンに頼るのが嫌いなんだ!』と逆ギレされました。『頼る』ではなく『利用する』では?・・・と思いましたが黙っていました。

『頼る』と口から出ている時点で、『キャドを使いこなせない』と言っているようなもんです。

 

都合よくコンピュータの性能を過信する。

彼らはITリテラシーが低いのと、自分勝手が相まって都合よくコンピュータの性能を過信します。『パソコンでやればすぐできる』というのが口癖です。自分は全く扱えません。先ほどの『手書き図面の老害』は、キャドなら一瞬に出来ると思っています。でも現実、そうはいきません。ITリテラシーが低いこそ、実際にパソコンで行う作業時間を読めないのです。

提案ですが、老害に一日中パソコンで作業させてみましょう。それを1週間続けてもらって、若手諸君の作業量を実感してもらいます。当然手書きよりは早いですが、魔法のように一瞬で作業が終わらないことを知ってほしいのです。

 

メールの添付ファイルがつけられない。

驚きました。この老害に購入したパソコンは泣いていますね。しかも理由が、保存したはずのファイルが見当たらないって。いや、あなた自分でファイルの保存先を決めたんでしょ。老害は、『デスクトップにない』を繰り返していました。保存したファイルが必ずしもデスクトップにあるとは限りませんよ・・・。僕は『わかりませんねえ』と言って、静かに去りました。

 

データを開けない老害。拡張子の変換ができない老害。

メールで送ったデータを開けない老害も多いです。送られた図面データの拡張子が違うか、バージョンが違います。このケースは、先方にファイルを送り直してもらう方が確実ですが開けない度に、聞きに来ないで欲しいです。その度、無料のソフトがあってコレを使えば開けますよ、と説明しています(例えば、オープンオフィスでワード最新版を開ける)。

分かってもらえないので、諦めましたが。

 

タイピングができない老害。

手書きで文章は書けますが、タイピングができません。そのため老害は、近くにいる人にタイピングを依頼します。でも、老害の手書き文章は達筆風の文字なので、判読にも時間がかかりますし、間違えることもあります。そのため、『手書きをワード化作成⇒老害チェック⇒チェックバック⇒修正』という無駄な工程が増えます。

もし老害がワードを扱えたなら、『ワード作成⇒チェック』で済みます。設計も事務職なんだからワードくらい使ってください。

 

一方、パソコンが使えるおじいちゃんだっている。

建設会社にいるITリテラシーが低い老害がいかに生産性が低いか分かってもらえたと思います。こんな老害がいる一方で、キャドや構造計算ソフトを使いこなすおじいさんだっています。

彼らと老害の違いは何か?それは、老害が

素直じゃないから

だと思います。つまり、図面の手書き時代を駆け抜けてきた人たちにとって、圧倒的に便利なキャドは否定したくなります。彼らは『手書きが一番!』と思っているからです。一方、老害にならなかった人は、自分が歩んできた道を絶対だとは思っていません。キャドが流行りだしたら、『ああ、これは良いね』と素直に言える人たちです。

全く同じ流れでBIMが流行りつつありますが、ウチの老害連中は馬鹿みたいに否定しています。ヤレ二次元の図面が一番だとか、何か否定しないと気が済まないのです。今の30,40代は老害予備群にならないように、否定的にならず素直に受け入れることが重要です。

ところで、理系の人は大多数否定的な喋り方をしますよね。うちの事務所でも、老害同士の会話を聞いていると『イヤ、○○で』と、初めに『イヤ』とつけます。否定が染み付いている証拠です。素直じゃないですね。だから成長もありません。

 

老害に成長なし。よって必要なし。

老害は、自分が歩んできた経験以外全てを否定します。素直じゃありません。ウチの事務所は老害が過半数を占めているのですが、これを3,40代に刷新するだけで生産性が120%増になると思っています。

少なくとも、老害の余分な仕事が減りますし、上司と部下のコミュニケーションも増えるでしょう。とにかく、老害が居なくなれば良いことづくしなので建設会社の社長さん、事務所のブラック経営者さん、老害を思い切って『切る』ことも重要だと思いますよ。

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