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一級建築士の受験資格で実務経験は必要?令和2年の改正試験からどう変わる?

一級建築士の勉強法

ども、Tです。あなたは

  • 一級建築士の受験資格で実務経験は必要?」
  • 令和2年の試験からどう変わる?」

と思っていませんか。実は令和2年からの改正試験では、受験資格が大きく変わります。これまで一級建築士試験の受験資格に「実務経験」が必要でしたが、これが撤廃されました。

その代わり、免許登録時に所定の実務経験が必要となります。今回は、一級建築士の受験資格で実務経験は必要?令和2年の試験からどう変わる?についてお話しします。

下記も参考になります。

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一級建築士の受験資格で実務経験は必要?令和2年の試験からどう変わる?

令和2年から建築士試験の受験資格が変わります。大きく変わった点が

  • 受験資格(実務経験が不要。但し免許登録時に必要)
  • 免許登録時の実務経験の対象実務の拡大
  • 学科試験免除の仕組み見直し

です。それぞれ解説します。

受験資格の実務経験が不要になる

これまで、一級建築士試験では受験資格に実務経験が必要でした。これが無くなります。具体的には、

  • 受験資格に実務経験は不要
  • 指定科目をおさめた学生(大学院生等)でも受験可能

になりました。ただし建築士免許の登録時に実務経験が必要です。

令和2年から時間のある学生のうちから受験できます。「仕事が忙しくて試験勉強の時間がとれない」。そういった状況を考えての緩和かと思います。

免許登録時の実務経験の対象実務の拡大

現在、建築という業務が拡大されつつあります。単に建物を「設計・監理」するだけでなく、既存建物を「調査・評価」も大切です。

その状況を考慮して、「建築物を調査・評価する業務」などが実務経験として認められるようになります。

その他、建築行政や建築物に関する研究など、実務経験に認められる枠が拡大しました。詳細はこちら⇒ http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/content/001314965.pdf

学科試験免除の仕組み見直し

学科試験に合格試験の後の4回の試験のうち、2回の学科試験が免除されます。改正前と改正後で、下記のように変わります。

  • 改正前 ⇒ 3/3回の製図試験のチャンス
  • 改正後 ⇒ 3/5回の製図試験のチャンス

上記のように、学科試験の合格試験の後4年間で2回受験できます。改正前のように毎年受験する必要が無いので、勉強時間を長めに確保できる感じですかね。

なぜ受験資格の実務経験が無くなった?

国土交通省で建築士資格にかかる実務経験の見直し方針について、議論されていました⇒ http://www.mlit.go.jp/common/001300079.pdf

これによると建築士の高齢化により、今後の建築士確保が課題で、それに伴い受験資格を緩和したようですね。

構造計算書偽装問題が起きてから、建築士試験を取り巻く状況は変化し続けています。

大まかな流れを書くと

  • 構造計算書偽装問題発生⇒ 建築士試験の厳格化⇒ 受験者数の減少、受験者の平均年齢も高齢化 ⇒ 受験資格の緩和

という状況ですね。受験生の方は振り回されてばかりです…。

まとめ

今回は、一級建築士の受験資格で実務経験は必要?令和2年の試験からどう変わる?についてお話ししました。

結論を言うと、受験資格の実務経験が無くなりました指定科目をおさめていれば、学生(大学院生)も受験可能です。下記の記事も併せて参考にしてくださいね。

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