建築のこと

土木はダサい、建築はカッコいいはなぜか?

ども、tyazukeです。

僕が学生のころ、土木はダサい、建築はカッコいいという風潮がありました。いや、僕が思っていたことなんですけどね。

 

でも、現実に構造物を見れば、建築は明らかに作品を意識している一方、日本の土木構造物は格好が悪い。ありきたりです。

今回は、土木はカッコ悪い、建築はカッコいいという風潮について考えていきます。

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土木はなぜカッコ悪く映るのか?

僕が進路を決める10代のころは、談合の問題で建設業界に不信感を募らせていた時代でした。

そこまで深く考えていなかったにしろ、「何となく建設業界って嫌だなぁ。しかも土木って。土建みたいな響きでカッコ悪いし」と感じていましたね。

 

当時、急激にIT業界に人気が高まっていたことも、土木や建設が落ち目に感じていた理由の1つです。

 

さて、土木がカッコ悪く映る原因の1つは「土木」という名称。これダメですよね。今でこそ、「建設」や「環境建設」に名前を変えていますが。

いかにも泥臭くて、ブルーやブラックな仕事環境を連想する。今どきの学生は、そんな仕事をしたくないんです。

 

もっとスマートで、知的な仕事がしたい。土木は正反対の仕事なんです。

 

また土木構造物は、道路やダム、橋など絶対に必要な社会資本ですが、見た目は良くない。若者が共感しにくい、という側面がある。

 

建築はなぜカッコよく映るのか?

一方、建築はなぜカッコよく映るのかというと、作品としてデザインされているし、ある種芸術的な捉え方もされている。

若い時って、見た目にこだわるじゃないですか。

土木と建築を比較したとき、そりゃ建築がカッコよく映るのは当たり前。建築は芸術的だし、それを設計する建築家も知的でスマートです。

 

海外の土木はカッコいいけど、なぜ日本の土木はカッコ悪い?

一方、海外の土木構造物をみると、結構カッコ良いんですよコレが!スペインの建築家・構造家・彫刻家のサンディアゴ・カラトラバは箸の設計も行います。

これがその1つ。

日本ではほとんど造られない橋ですねぇ。

 

海外ではコレができる。日本は出来ない。その理由は、妙な事なかれ主義があると思うんです。チャレンジ精神の無さとも言えます。

どうも日本の土木は、昔造られた構造物を踏襲する癖がある。それも外観を度外視して。だから日本の土木はカッコ悪いまま、かもしれません。

 

まとめ

とは言いつつも、最近では日本の橋でもカッコいいものは増えています。

土木業界の意識が変わってきているのかな、と。

 

土木業界は結束力がとても強くて、ある事柄を進める時のスピード感は建築の数倍も早い。だからこそ、いい風潮が強まれば、日本の土木はもっともっと良くなる。

そう期待しています。

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