ども、Tです。
家、ビル、体育館。ありとあらゆる建物が浮いたら、地震から解放されるのになぁと思ったことはありませんか?
浮けば地震とは無縁。全て長期荷重のみ考えればよいのです。実は、この概念を具現化した技術が「免振」。一見突拍子もない妄想ですが、具現化すれば技術になる。
そうはいっても、免振は実際に浮いているわけではない。建物が地面に接しています。本当に浮いたらどうなるか?
今回は、建物が地面から10cm浮いたら、について考えます。
磁力で浮かせる方法はどうか?
例えば、磁力で浮かせる方法はどうでしょうか。
実は既に、磁力で物を浮かせる技術はあります。
台座に埋め込まれた磁力が反発し合い、チェス台を浮かせるわけ。ちなみに、この浮遊装置は最大9kgまで(生後間もない赤ちゃんなら2人分)浮かせることが可能。
要は、これを建築レベルまでスケールアップさせればいいじゃん、ということ。
アンタどうやってやるつもり的な質問は一切受け付けません。
建築を風船で浮かせることはでいないか?
建築を風船で浮かせる、という方法はどうでしょうか。
風船1つの浮力は5.21gのようです。
風船の浮力8.4g から 風船全体の重さ3.19gを引いた5.21gが、9インチのラテックスバルーン1個あたりの浮力ということになります。ーhttp://www.balloonworld.jp/column/knowledge/helium.htmlより
建築の重さは何百トンもあるので、風船で浮かせようと思えば天文学的な数が必要になります。が、数の問題だけであれば解決はできそうです。
建築を極限まで軽くすることもできますし。一般的な建築は無理でも、期間限定の仮設建築なら可能かもしれません。
何度も言いますが、アンタどうやってやるつもり的な質問は一切受け付けません。
建築を風圧で持ち上げる
風圧で持ち上げる、という方法も考えられます。
例えば、基礎下から噴射口があって、そこから風を送る。風圧も相当の力がないと建築を浮かせることはできません。
懸念されるのは、風圧による建築物の破壊でしょうか。
もしも建築が浮いたら。
もしも建築が浮いたら、地震とは無縁です。
免震とか、そういうレベルではなくて。本当に地震を考える必要がない。地震に悩まされてきた日本なら、研究開発をしてみる価値はある、と思うのですが。
突拍子もなくて、誰も研究しないかもしれないけど。強烈なブレイクスルーって、そういうバカな研究に隠れている、気がするんです。
まとめ
近代建築の巨匠、ル・コルビュジェは近代建築の5原則を提唱しました。その1つに、
- ピロティ
が含まれているのですが、ピロティは地面との隔離を目指していたのだと思います。建築が何とかして地面から逃れたい。その苦し紛れの策だったのかな、と。浮く建築。いずれ見たいものです。