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伊東豊雄は、なぜ新しい建築を生み続けることができるのか?

建築学生の就活

ども、Tです。

伊東豊雄さんのこと。彼の事務所運営術、コンペ、所員、仕事内容。ありとあらゆることが書かれたこの本。

にほんの建築家 伊東豊雄・観察記

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スタイルは決めたくない。

伊東さんはスタイルを持ちたくない、と語ります。

理由を推測するに、スタイルを固定すると新しいことにチャレンジできなくなるから、でしょう。

 

「むかし考えた提案も、今見たら嫌いになっている。」スタイルを固定しない、伊東さんの言葉です。

 

せんだいメディアテークは、彼を有名にした作品の1つですが、既に違うスタイルに以降しているかもしれませんね。

スタイルを固定しない。すなわち、常に新しい自分になり続ける。殻をむき続けるということ。70歳にして、まだまだ新しい建築を生み出しているのは、そういう点に理由がありそうですね。

 

2割だけこだわりを持てばいい

「1割はとても好き、1割はとても嫌い、8割はどっちでもいい」

僕が一番好きな、伊東さんの言葉です。

 

つまり2割だけ自分の軸を持つこと。残りはどうでもいいから、次々へと変化していく。羅針盤の大方の方向だけは決めて、そこへ行く手段は飛行機、舟、新幹線、別に何だっていいのです。

 

スタイルを固定して、この道から外れないように進み続けるのは大変です。神経も使うし、スピードも遅い。何より変わることができない。

新しい建築を生み出すには、2割だけこだわりを持つ。あとは捨てることが重要です。

 

スタイルにこだわらない=だから進化できる

スタイルにこだわらない姿勢だからこそ進化できます。

スタイルを固定して、その道のプロ(第一人者)になったとします。でも、一番になったら成長が止まりますよね?

 

スタイルを固定しないことは、常に自分の歩んできた道を振り返り疑う姿勢にも通じます。

伊東さん曰く

「茶碗の淵をなぞる設計は嫌だ」

 

だから伊東さんは進化できるんです。

 

まとめ

  • スタイルにこだわらない姿勢が、進化の秘訣。
  • スタイルにこだわらない。だから若い感覚を持てる。

見習いたい姿勢ですね。

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