ども、Tです。あなたは、
- 「二級建築士の合格率は?」
と思っていませんか。二級建築士の合格率は、建築技術教育普及センターで公表されています。今回は、二級建築士の合格率をまとめた結果についてお話しします。
二級建築士の受験資格、勉強法など下記もご覧ください。
二級建築士の合格率は?
過去5年分の二級建築士の合格率を平均しました。学科、製図、学科+製図別に示します。
- 学科 ⇒ 37.4%
- 製図 ⇒ 52.3%
- 学科+製図 ⇒ 23.8%
1級建築士の合格率に比べると、やや高いです。また、建築技術教育普及センターでは、年齢別の合格率が公開されています。
これによると、
- 24才以下 55.8%
- 25~29才 13.4%
- 30才代 16.9%
- 40才代 10.5%
- 50才以上 3.4%
です。上記の通り、年齢が若いほど合格率は高い傾向にあります。一級建築士も同様のデータが公表されていますが、一級建築士では各年齢層のバラつきが少ないです。
驚きですよね。よって下記の考察ができます。
- 24歳以下なら、ほぼ2人に1人は合格可能
- 年齢を重ねるほど不利(実務経験は全く関係ない)
それぞれ解説します。
24歳以下なら、ほぼ2人に1人は合格可能
もしあなたが24歳以下で二級建築士の受験資格があるのならラッキーです。2人に1人は合格できる計算ですから。
もちろん無勉強で受かる試験ではありません。ただ、あなたは他の受験者より大分ハンデを貰ってスタート地点に立っています。二級建築士は若い人ほど有利な資格試験です。
24才以下で50%もあった合格率は、20代半ばや30代の受験者の場合だと20%まで低下。さらに40代で10%、50代で2%という難関ぶり。
一級建築士にも同じ傾向がみられるのですが、二級建築士は若い方の合格率が異常に高いだけに、「年齢を重ねるだけ不利」です。
年齢を重ねるほど不利(実務経験は全く関係ない)
さて、データから読み取れる2つめの考察は、年齢を重ねるほど不利ということ。これは何を意味しているのか?それは「実務経験なんて全く関係ない」です。
- 仕事ができる人≠合格できる人
ではないのです。長年経験を積んだ上司が無級建築士なら合格は厳しいでしょう。50歳代で約2%の合格率が、それを裏付けています。
また、二級建築士の受験資格は、実務経験が無くても受験が可能な仕組みになっています。
具体的には建築系の四大を卒業すれば(指定科目必修)、次年度より受験資格が得られるのです。二級建築士の受験資格は下記をご覧ください。
だから、二級建築士を受験しようと考えている人はなるべく早い方が良いです。
もちろん年齢が上の方でも合格できます。ただ、覚悟してください。40代なら10%、50代なら2%です。
これは一級建築士に負けず劣らずといった合格率です。けっして楽な道のりではない、と肝に銘じておきましょう。
まとめ
今回は、二級建築士の合格率について説明しました。二級建築士の難易度、受験資格、年収は下記をご覧ください。