ども、Tです。あなたは
- 「二級建築士の受験資格は?」
- 「二級建築は専門学校卒で受験可能?」
- 「受験資格が無い人の特徴は?」
と思っていませんか。二級建築士は、学生でも取得が可能な国家資格の1つです。今回は二級建築士の受験資格は?専門学校卒で受験可能?受験資格の無い人の特徴についてお話しします。
二級建築士の合格率、難易度は下記をご覧ください。
二級建築士の受験資格について
二級建築士の受験資格は建築士法の第15条に規定されています。各四号に分かれていて、学歴等に応じて実務経験の年数が違います。
建築士法第15条 | 建築に関する学歴又は資格等 | 建築実務の経験年数 |
第一号 | 大学(短期大学)、高等専門学校、専門学校で指定科目を修了した者 | 0年 |
第二号 | 高等学校又は中等教育学校で指定科目を修めて卒業した者 | 卒業後3年以上 |
第三号 | 建築設備士 | 0年 |
第四号 | 建築に関する学歴なし | 7年以上 |
また、上記に示す通り指定科目をおさめて卒業する必要があります。この指定科目は、各学校ごとに異なります。
自分の卒業する大学(短大、高専、専門学校、工業高校)で、どのような科目を取得すれば良いかは、下記をご覧ください。
- 学校ごとの指定科目(北海道)
- 学校ごとの指定科目(東北)
- 学校ごとの指定科目(関東)
- 学校ごとの指定科目(北陸)
- 学校ごとの指定科目(東海)
- 学校ごとの指定科目(近畿)
- 学校ごとの指定科目(中国四国)
- 学校ごとの指定科目(九州)
前述した二級建築士の受験資格の各四号について、詳しく解説します。
大学(短大、高専、専門学校)は実務経験0年
大学(短大、高専、専門学校)卒業なら、実務経験無しで受験資格があります。よって四大を卒業して、大学院で二級建築士を受ける人もいるのです。
ちなみに、専門学校の方も指定科目をおさめて卒業すれば受験資格がありますよ。
但し、全ての専門学校で受験資格がある訳では無いです。前述した「学校ごとの指定科目」のリンクをご確認ください。
ところで僕が勤めている組織設計事務所では、二級建築士を持っていれば手当がつきます。※二級建築士の年収は下記をご覧ください。
ちなみに姉歯事件以降、受験資格も厳しくなりました。単に建築系の大学を卒業するだけでは不可。指定された科目を受けるている必要があります。
工業高等学校卒なら3年
工業高校卒の場合、3年の実務経験で二級建築士の受験資格が得られます。指定科目の件は大卒と同様です。
実務経験を3年積むなら、2年短大や専門学校通った方が早く受験できます。ただし、お金は必要ですけどね。
建築設備士なら0年
建築設備士を持っているなら0年でOKです。
そこから二級建築士⇒一級建築士と資格を取る人もいます。建築設備士は、建築学科をでなくても受験資格があります。よって、機械学科や電気学科からつなげることも可能です。
建築に関する学歴なし7年
建築に関する学歴が無くても受験できます。ただし、「7年!の実務経験」が必要です。
正直いうと7年の実務経験を積んで取得するほど、二級建築士に価値はありません。
やはり四年生大学へ行く方がよいです。もちろんお金はかかりますが、建築士法の改定により、実務経験無しで一級建築士の受験が可能となりました。
まとめ
今回は、二級建築士の受験資格についてお話ししました。建築士法第15条により、受験資格は四号に分かれています。自分がどの号に該当するか確認しましょう。
受験資格を確認したら、二級建築士の合格率や難易度も調べてみませんか。下記をご覧ください。