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【一級建築士】平成29年度の計画が、酷い内容のテストだったわ。

一級建築士の勉強法

ども、Tです。

最近、一級建築士ネタが尽きません。落ちてもタダでは転びません。一級ネタでこのブログ半年間繋いでやる気でっせ。

 

今回は平成29年度の問題についてモノ申したい。一言、二言、言いたいのです。「弱い奴ほどよくしゃべる」、「負け犬の遠吠え」。何といってもらっても結構。ただ僕は言いたい。

「計画の問題酷くね?」

ということ。作成した奴、カイジの焼き土下座な。

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作品系の問題を7問も出すなよ。

これまでの一級建築士の試験では、「作品系(実例)の問題は数も少ないし、問題数も少ない。よって効率が悪いから、他の勉強をやるべし」。そう教わりました。

それが、7問も出しますかねぇ・・・。全くノーマークなんですが。もちろん勉強はしていましたよ。でもね、作品系の勉強は自然と優先順位が下がるじゃないですか。試験直前に、損な勉強はしたくない。

 

だからノーマークって人、結構いるはず。結果、計画の足切によって没落。僕が思うに、試験の傾向って大幅に変えるべきじゃないと思います。

毎年毎年「一級建築士試験の新傾向!」って・・・。昔はなんだったのよ、と。今と昔で、そんな差をつけていいんですか?国家資格って。

 

作品問題が7つも出題される「計画」に足切点数って必要か?

昔の一級建築士は足切点数が無かったと聞きます。例え他の点数が低くても、他でカバーできれば良い。

そんな考え方ですね。僕もそれで良いとおもうんです。現代の建築業界自体が、意匠もできて、構造もできる、環境も中々、施工も良く知っている。そんな人材を求めていませんよね?

 

より細分化され、専門化、分業化された時代に足切点数という、平均的な人間をつくるかの如く設定は必要ですか?

100譲って足切点数はOK。認めます。やっぱり最低限の知識は必要だし。でも、作品系が7つも出題される計画に足切必要かな?

 

「ル・トロネ修道院云々、ミース邸がなんちゃら~」という知識を、一級建築士に求めているのでしょうか?

OK。もっと分かりやすく説明する。下記をご覧ください。Aさんの点数は下記の通りでした。

I 0

Ⅱ 20

Ⅲ 30

Ⅳ 30

Ⅴ 20

計 100

 

計画は0点ですが(まぁ、あり得ませんけど)、他は満点。100点を取得しています。環境、法規、構造、施工の全てに精通しています。次はB君。

I 20

Ⅱ 20

Ⅲ 20

Ⅳ 20

Ⅴ 20

計 100

です。現在の一級建築士試験では、A君は不合格、B君は合格です。それは計画の足切のためです。足切点数があるがために、法規・構造・環境・施工に長けたA君は落ちるんです。もしかしたら、もう一級建築士になることは諦めるかもしれません。

そりゃあショックだもの。4教科の点数が良くて、1つ駄目だっただけで落ちるなんて。僕にはA君の評価、B君の評価は同率で見るべきだと思います。

 

または救済措置で、他科目の足切点数の余剰点数(Ⅱで20だった場合、9点)を当該科目の点数に加えてもよい、とかね。

 

弱点を無くそう、という日本的な考え方

「日本的」を悪いとは思いませんよ。でも、苦手なことを敢えて克服する必要ってありますか?そうやって苦労しても平均点しかとれませんよね?

それよりも得意分野を延ばすことに力を注ぐべきですよね。漫画の才能が凄くあるのに、「君は数学の点数が低いから漫画家になるのは諦めなさい」って言われているようなもの。支離滅裂です。

 

で、話を戻して計画の話。僕は何も計画が必要ない、なんて思っていません。むしろ建築は「計画に始まって計画に終わる」ですから。必要ですよ。

だけど、けっして!「作品事例の知識」は関係ないと思うんです。そんなテストの内容にするのなら、足切点数なんて設けるべきではないのです。

 

まとめ

計画の問題作成した奴、カイジの焼き土下座な。

では。

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