ども、Tです。あなたは
- 「ALC版の許容スパンは?」
と思っていませんか。
屋根や床にALC版を使うことがあります。荷重が軽くて構造としては助かります。設計も簡単ですし。ただ、いくつか注意点もあります⇒ 屋根にALC版を使うときの、構造に関する注意点
今回は、ALC版の許容スパンは?同じ荷重・厚さでも各メーカーで違う件について、お話しします。
ALC版の許容スパンは?同じ荷重・厚さでも各メーカーで違います
ネットで調べたALCメーカー3社を一定の条件で比較しました。
※荷重は、積雪・積載・仕上げ荷重による長期荷重とする。ALC厚100mm、荷重2000N/㎡
- シポレックス 2600mm
- 旭化成 3190mm
- クリオン 3050mm
ということで、同じ荷重でも各社各様です。最も許容スパンが長いメーカーが、旭化成(へーベル)です。ALC版を床や屋根に使う時、この許容スパン毎に鉄骨のピッチを決めます。
当然ALC版の許容スパンが長い方が有利ですから、同じ値段であれば旭化成にしたいですね。次いでクリオン、2社に比べて5,600ミリも短い許容スパンでシポレックスという結果でした。
ALC以外でも、メーカー品を使う時は3社の性能を比較しよう
ALC版に関わらず、メーカー品を使う時は3社の性能を比較しましょう。今回はALC版を比較した結果、シポレックスの許容スパンがとても短いことに気づきました。同じALC版だから、という観念で判断しないことが大切ですね。
なお、ALC関連の書籍としては
があります。ALCを用いた構造計算で使えそうですね。
まとめ
今回は、ALC版の許容スパンは?同じ荷重・厚さでも各メーカーで違う件についてお話ししました。メーカーごとに
- シポレックス 2600mm
- 旭化成 3190mm
- クリオン 3050mm
のように違います。下記も併せて参考にしてくださいね。