ども、Tです。
これまで僕が読んできた構造力学の本。ぶっちゃけ役に立たなかった本もあれば、すごく良かった本もあります。
もっと言えば、「この本は他人に教えたくないなぁ・・・」という良書まで。隠しておくのもアレなんで、今回は3つ厳選して紹介します。
曲げが直感的に理解できた。「すぐにわかる構造力学」
高専生の頃に購入した本。どうしてもたわみ角法が理解できず、「たわみ角法」がわかる、という触れ込みを読んで購入決定しました。
本書の構成は、応力の基本概念から始まり、たわみ角法を理解するまでの構造力学が断片的に収録されています。
これまでの構造力学本と違うのは、「分かりにくい部分」のみ収録したこと。個人的には曲げモーメントの向きと変形を直感的に理解することに役立ちました。
下記の記事で、本書の詳細なレビューを書いています。あわせて参考にしてください。
ウッカリ屋さんの実務者にも◎。「新 うっかり間違える構造力学」
社会人2年目に購入した本。
構造設計の実務をやっていて悩みやすい構造力学の諸問題を収録。例題があって、その横に回答がある演習形式です。
例えば2階にブレース、1階はブレース無しといった逆せん断問題や根巻き柱脚の逆せん断問題など。
「なるほど!」と、これまでの疑問が氷解するような、痒いところに手が届く問題のみ扱っている点もニクイ。
ちなみに僕は、アマゾンで定価価格で購入したのですが、今ではプレミアが付いたのか7000円という高額商品です。
一生手元におきたい構造のバイブル。「建築の構造」
大学院生のときに購入した本。
構造の楽しさを思い出させてくれる、建築構造のバイブルです。特筆すべきは、建築構造の本でありながら数式を一切使わない点。
今でこそ、そういった本をみかけますが当時は革新的でした。「建築構造は、数学とは全く違う分野」と再認識されます。
ふとした時、この本を読みたくなります。高級なおつまみを口にして、ワインでも飲みながら「建築の構造」を読むのが至福のとき・・・、というのは冗談ですが。
そんな気分にさせてくれる名著です。
下記の記事で、本書の詳細なレビューを書いています。あわせて参考にしてください。
まとめ
今回は本当は教えたくない、構造力学の勉強で役立った良書を3つ紹介しました。
本当は教えたくなかったですが・・・折角紹介したので是非勉強に活かして頂ければ、と思います。