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マンションの手すりは大丈夫?危険だと思った方がいいよ

構造設計

ども、Tです。

マンションには必ずベランダがあります。で、ベランダに出ると手すりがありますよね。全部RCの手すりもあれば、部分的にアルミや鋼製手すりの場合も有ります。こういうやつですね。

この手すりに、布団を干したりもたれ掛かったりしませんか?実はこれ、とっても危険な行為なんです。今回は、マンションの手すりは大丈夫?危険だよというお話をします。

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手すりだって劣化する。

手すりだって劣化します。特に、鋼製手すりあるいはアルミ手すりは、経年劣化でもろくなることも。

RC造の手すりであれば、床と一体化しているので経年劣化で落ちることは無いでしょう。しかし、鋼製てすりは床に埋め込む形で接合しています。

これでは錆びて根元から危うい状態になることも。実際に、鋼製手すりにもたれ掛かって、落下した事例もあるのです。

手すりの安全性を検証している、とは限らない

僕が危惧しているのは、必ずしも手すりの安全性を検証している、とは限らないこと。マンションの柱や梁、床、壁などは構造設計者が安全性を確認しています。

しかし、鋼製てすりはあくまで意匠設計者の範疇、あるいはメーカーの領域という認識がありまして安全性を検証しているとは限りません。

 

施工不良や、経年劣化で根元から危うくなった手すりは、本来の強度が発揮できず落ちることも考えられます。実際に、そういった事故はおきています。

古いマンションでは、留め具が外れている場合もある

その証拠に古いマンションでは、鋼製手すりとRC手すりを接合する金具が外れている事例もあります。

僕が住んでいるマンションがそうです。試しに手すりを、手で揺らしてみると思っている以上に動きました。この手すりに手をかけ、体重を乗せる。案外危ないなぁと感じましたね。

それ以来、その手すりには注意しています。

手すりにもたれ掛かるのはNG

よって、手すりに全体重を乗せてもたれ掛かるのはNG。古いマンションだと落ない保証はできません。

賃貸マンションのメンテナンスは、基本的にマンションのオーナーが行いますが、案外目が届きにくい箇所。スルーされることもあるでしょう。

まとめ

今回は、マンションの手すりについて説明しました。

触れるな危険、です。何度も言いますが、実際に手すりごと人が落ちた事例もあるので、注意してください。特にお子さんから目を離さないようにしたいですね。

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