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鉄骨小梁の計算スパンとリブプレートを入れる理由

構造設計

鉄骨小梁を計算するときに、スパンはどのように考えていますか?普通にやるなら柱芯間距離。構造芯で押さえますよね。

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でも実際の支点はボルト芯では?

でも、梁はガセットプレートと梁のウェブが高力ボルトで接合されています。つまり支点はボルト芯になるはず。

ただし、ボルト芯間距離をスパンと考えるならボルト芯~梁芯までの距離e分の曲げモーメントが発生しないでしょうか。

この曲げはガセットプレートで持つことを確認します。

さらに、梁断面とガセットとのモデル化をしてみると、ボルト芯から梁芯までの曲げ応力はガセットへ伝達され、梁のウェブへ伝える必要がある。

と思います。

 

小梁を付けるときはリブプレートをつけよう。

ウェブへ伝えることが出来れば、フランジには自然と伝えられるでしょう。このため小梁を接合する大梁には、相手側に必ずガセットプレートを入れます(多分、この理由であっているはず)。

モデル化で柱芯間距離を小梁のスパンと考えれば安全側です。しかし、リブプレートは必ず入れましょう。上記の対策もありますし。

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