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3人の構造家と1人の研究者と会った話。

構造設計

社会人になりたてのころ、構造家と構造系研究者が集まる会食に参加したことがあります。なぜ、自分がそんな高尚な場に呼ばれたのか、と言えば大学院時代の先生が数合わせに呼んでくれたのです。

その会食は、それは凄まじいメンツが揃っておりまして、佐々木睦朗氏、今川憲英氏、佐藤淳氏、など等。研究者で言えば、大森博司氏など等。

規準書や雑誌に出てくる人ばかりです。

で、この会食では席が決められていて、訳も分からず自分のテーブルに着きました。

なんとそこのテーブルには・・・

佐々木睦朗氏、今川憲英氏が並んで目の前にいるではありませんか!

 

佐々木さんはハットを被って登場され、佇んでおられます。その隣の今川氏と談笑しておられました。僕を始め、そのテーブルにいた研究者の方々も戦々恐々というか縮こまっているというか、覇気で抑えつけられたかのような雰囲気でした。

会食が始まると早速名刺交換の嵐、「あなたは何をやっているのか?」、「私はこんな研究を」とか構造の話題は尽きません。一方、僕は1年目のペーペーですから、話題に入れず・・・。結局、この二人とは話すことも目を合わすこともありませんでした。

ただ、二人の話は少し聞いておりまして、「最近の研究はどうのこうの・・・注目している構造は・・・コソコソ・・・」話しています。たまに、「柱脚の研究?何でそんなツマランことをやっているのだ」と佐々木さんの声を聴いたり。

今となっては貴重な体験でした。

 

会食も進み、皆さん席を移動します。僕も同じテーブルは何なので、別のテーブルに行くとそこには佐藤淳さんが!

またこの人も、怒気というか覇気を纏っておられて、近寄りがたい。でも案外見た目は、近所のオジサンって感じでしたけどね。

で、佐藤淳さんが右手にいるとすれば、その手前には大森博司先生が!とても優しそうな好々爺と言った感じで、名刺交換をさせていただきました(僕の名刺など、ゴミ箱ポイでしょうが・・・)。

 

中々、貴重な体験でした。皆さん「構造」に燃えていて、僕も感化されたような・・・。そんな懐かしい思い出です。

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