構造設計 3人の構造家と1人の研究者と会った話。 社会人になりたてのころ、構造家と構造系研究者が集まる会食に参加したことがあります。なぜ、自分がそんな高尚な場に呼ばれたのか、と言えば大学院時代の先生が数合わせに呼んでくれたのです。 その会食は、それは凄まじいメンツが揃っておりまして、... 2017.02.03 構造設計
構造設計 杭頭補強筋の定着長さはどうやって決めている? ども、Tです。 皆さん杭頭補強筋の定着長さをどうやって決めていますか? 杭頭を固定とするためには、杭を所定の長さ埋め込む方法と、杭頭補強筋を基礎部に定着させる方法があります。 で、杭頭補強筋を基礎部に定着させるとき... 2017.01.30 構造設計
構造設計 片持ち梁のハンチ部は断面算定を忘れないように。 意匠上の納まりで先端を絞ってほしい、と言う要望があります。鉄骨でもRC造でも有りうることなのですが、案外忘れがちなのがハンチ部の断面算定です。電算に入力すれば、ハンチ部を考慮して断面算定してくれます。 しかし手計算で行う場合、うっかり... 2017.01.28 構造設計
構造設計 増打ちによる水勾配があるスラブの、固定荷重の考え方について 例えば屋根、1階の床は集水する目的で水勾配をつけます。構造設計の実務をしてらっしゃる方は、当たり前に知っている事実かと思いますが。 このとき、大抵は増し打ちで勾配を付けることが多く、その分余計に荷重をみます。水勾配をつけるため、当然、... 2017.01.26 構造設計
構造設計 降伏比は何を意味するのか?SS400をルート3で使って良い? SN材(建築用鋼材)は降伏比の上限規定しています。 なぜか? 皆さんご存知のように、降伏比が大き過ぎるとエネルギー吸収の観点で不利だからです。おさらいですが、降伏比とは降伏強度/破断強度の値。 なぜ、こんなものが必要か、も... 2017.01.26 構造設計
構造設計 鋼の降伏とは何を意味するのか? 現代の構造設計は、終局強度を考慮した設計が当たり前になってきました。部材の塑性を考慮し、地震力をいかにエネルギー吸収できるか、という観点で設計するのです。 では、具体的に「降伏」とは何を意味するのでしょうか。 そりゃあ、降伏強度... 2017.01.25 構造設計
構造設計 角鋼管柱に小梁を取り付ける時の、支点間距離の考え方 鉄骨小梁を計算するとき、スパンは皆さんどう設定していますか? 小梁は普通、大梁に対して設けます。ですから、通り芯で計算する人、大梁芯で計算する人など、様々です。 以前外注さんには高力ボルト芯で計算されている方もいました・・・。で... 2017.01.24 構造設計
構造設計 構造計算における定性的な性状を覚えることの重要性 先日、古いRC規準(1988年版)を読んでいました。耐震壁が回転するときのD値の計算方法について。ざっくり説明しますと、耐震壁は基礎固定のときと基礎が回転する場合ではD値が全く違う、ということ。 で、その計算方法が親切に書いてあるので... 2017.01.19 構造設計
構造設計 基礎が回転する耐震壁のD値の考え方について 普通、建物の基礎は固定で計算します。ここで言う固定は「固定端」のように、支点が曲げモーメントを伝達する意味とは違います。 基礎固定とは、鉛直荷重や水平荷重に対して「変形しない」ことを意味します。基礎固定として良い根拠ですが、上部構造に... 2017.01.18 構造設計
構造設計 大きい柱は弱い、小さい柱は強い? 構造設計をしている方なら、架構を見ただけでどこに力が集まりそうか、大体検討が付くものです。原理的には剛性が大きくかかわっていて、剛性の高い部材には力が集まり、剛性が低い部材には力が流れにくい。それを経験的に理解できるようになります。 ... 2017.01.05 構造設計