給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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令和3年度 公衆衛生概論 問1 を解説(導水は原水・送水は浄水)

令和3年度 学科試験1 問1は、水道施設とその機能の組み合わせに関する問題です。5つの組み合わせから、不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢4です。導水施設は原水を浄水施設まで導く施設で、設問の説明は送水施設のものです。

運ぶものが原水か浄水かで分かれます。浄水施設の前が導水、後ろが送水です。

※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。

正解:選択肢4

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 浄水施設・・・原水を人の飲用に適する水に処理する
2 ○(正しい) 配水施設・・・一般の需要に応じ、必要な浄水を供給する
3 ○(正しい) 貯水施設・・・水道の原水を貯留する
4 ×(誤り) 導水施設は、取水施設で取水された原水を浄水施設まで導く施設です。「浄水施設を経た浄水を配水施設に導く」のは送水施設の説明です
5 ○(正しい) 取水施設・・・水道の水源から原水を取り入れる

選択肢4のポイント(ここが誤り)

水道施設は6つで、水が流れる順に並んでいます。

施設 機能
1取水施設水道の水源から原水を取り入れる
2貯水施設水道の原水を貯留する
3導水施設取水した原水を浄水施設まで導く
4浄水施設原水を人の飲用に適する水に処理する
5送水施設浄水を浄水場から配水池まで送る
6配水施設一般の需要に応じ、必要な浄水を供給する

浄水施設を境に、前の3つは原水、後ろの2つは浄水を扱います。「導」と「送」はどちらも運ぶ字ですが、運ぶものが違います。

設問は導水施設に送水施設の説明を当てています。この2つは名前が似ているので、繰り返し入れ替えられます。

令和5年は同じ導水施設を「取水した原水を浄水場に導く」と正しく書いていました。同じ施設が、年度によって正しい形と誤りの形の両方で出ます。

なお送水施設は浄水を運ぶため、水道施設設計指針は浄水の安全性を確保するため管路によることを原則としています。送水方式には自然流下式・ポンプ加圧式・併用式があります。

詳細は水道施設とは?導水と送水はどこが違うのか・6つの施設を整理で扱っています。

覚え方

  • 導水施設=原水を浄水施設へ送水施設=浄水を浄水場から配水池へ
  • 浄水施設を境に、前の3つは原水、後ろの2つは浄水を扱う
  • 「導」と「送」はどちらも運ぶ字だが、運ぶものが違う
  • 水道施設は6つ=取水・貯水・導水・浄水・送水・配水(水道法第3条第8項)
  • 同じ施設が年度によって正しい形と誤りの形の両方で出る(令和5年の導水施設は正しい肢)

理解度チェック

Q.

導水施設は何を運ぶか。

原水です。取水施設で取水された原水を浄水施設まで導きます。

Q.

浄水を浄水場から配水池まで送るのはどれか。

送水施設です。令和3年は、この説明を導水施設に当てた組み合わせが誤りでした。

Q.

水道施設は何種類あるか。

6つです。取水施設、貯水施設、導水施設、浄水施設、送水施設、配水施設です。

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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「令和3年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験1 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問1=(4))によります。設問文が「不適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 水道法(昭和32年法律第177号)第3条第8項(e-Gov法令検索)。条文の引用は同法令によります。
  • 公益社団法人日本水道協会「水道施設設計指針2012」。導水施設・送水施設の定義と構成は同指針によります。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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