令和元年度 学科試験1 問1は、消毒及び残留塩素に関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢4です。DPDと反応して生じるのは桃〜桃赤色で、青色ではありません。
試薬の名前も、比色液と比較するという手順も正しく書かれています。違うのは色だけです。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢4
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 残留塩素濃度の保持は、衛生上の措置(水道法第22条、水道法施行規則第17条)において規定されています |
| 2 | ○(正しい) | 給水栓における水は、遊離残留塩素0.1mg/L以上(結合残留塩素の場合は0.4mg/L以上)を含まなければなりません |
| 3 | ○(正しい) | 消毒剤として、次亜塩素酸ナトリウムのほか、液化塩素や次亜塩素酸カルシウムが使用されています |
| 4 | ×(誤り) | DPDと反応して生じるのは桃〜桃赤色です。「青色」とした点が誤りです |
DPD法は、簡易な測定法です。
DPD法(要旨)
ジエチル-p-フェニレンジアミン(DPD)と反応して生じる桃〜桃赤色を、標準比色液と比較して測定する。
この色を「青色」「青白〜青色」とすり替えた肢が、複数の年度で出ています。桃色系と覚えてください。
この分野は、すり替えられる場所が3つに決まっています。
| 誤りの作り方 | |
|---|---|
| 1 | 遊離0.1と結合0.4を逆にする |
| 2 | 消毒効果と残留効果の強い側を逆にする |
| 3 | DPD法の呈色を青色にする |
どれも実際に誤りの肢として出題されています。
選択肢2の数値は、2つセットで覚えます。
| 残留塩素 | 給水栓における保持 |
|---|---|
| 遊離残留塩素 | 0.1mg/L以上 |
| 結合残留塩素 | 0.4mg/L以上 |
結合残留塩素のほうが値が大きいのは、消毒効果が弱いからです。弱いぶん、多く残しておく必要があります。
逆に残留効果は結合のほうが持続します。2つの性質は逆向きなので、片方を覚えればもう片方も出せます。
選択肢1の条文の場所も要点です。残留塩素は水質基準ではなく、衛生上の措置(法第22条・施行規則第17条)に置かれています。
詳細は残留塩素とは?遊離0.1mg/Lと結合0.4mg/Lの使い分けとDPD法で扱っています。
DPD法では何色を標準比色液と比較するか。
桃〜桃赤色です。青色や青白〜青色としている肢は誤りです。
給水栓における残留塩素の保持は。
遊離残留塩素0.1mg/L以上、結合残留塩素の場合は0.4mg/L以上です。
なぜ結合残留塩素のほうが値が大きいのか。
消毒効果が弱いためです。弱いぶん多く残しておく必要があります。逆に残留効果は結合のほうが持続します。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月