給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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平成28年度 公衆衛生概論 問2 を解説(DPDは黄色でない)

平成28年度 学科試験1 問2は、水道水の塩素消毒に関する問題です。4つの記述から不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢4です。DPDと反応して生じるのは桃〜桃赤色です。

黄色に差し替えています。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢4

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 残留塩素とは、有効塩素が微生物を殺菌消毒したり有機物を酸化分解した後も水中に残留している塩素のこと
2 ○(正しい) 消毒剤は液化塩素(液体塩素)、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシウムの3種類
3 ○(正しい) 残留塩素には遊離残留塩素と結合残留塩素があり、殺菌効果は遊離残留塩素の方が強い
4 正解 DPDと反応して生じる黄色を標準比色液と比較する、としています。生じるのは桃〜桃赤色です

選択肢4のポイント(ここが誤り)

DPD法の呈色は、年度ごとに違う色に差し替えられています。

肢に書かれた色 判定
桃〜桃赤色正しい
黄色誤り(平成28年 問2)
青色・青白〜青色誤り(別の年度)

色の名前を覚えていないと、どの色を出されても判断できません。

覚えるのは桃色系の1つだけです。

この分野ですり替えられる場所は3つ

誤りの作り方
1遊離0.1と結合0.4を逆にする
2消毒効果と残留効果の強い側を逆にする
3DPD法の呈色を別の色にする

3か所とも、実際に誤りの肢として出ています。

選択肢3は正しい向き

性質 強い側
消毒効果(殺菌効果)遊離残留塩素
残留効果結合残留塩素(持続する)

2つの性質は逆向きなので、片方を覚えればもう片方も出せます。

詳細は残留塩素とは?遊離0.1mg/Lと結合0.4mg/Lの使い分けとDPD法で扱っています。

覚え方

  • DPD法の呈色は桃〜桃赤色
  • ★差し替えられる色は年度で違う=平成28年は黄色、別の年度は青色。桃色系の1つだけ覚える
  • ★すり替えられる場所は3つ=遊離0.1と結合0.4/消毒効果と残留効果/DPDの呈色
  • 消毒効果は遊離が強く、残留効果は結合が持続する(逆向きなので片方から出せる)
  • 消毒剤は3種類=液化塩素・次亜塩素酸ナトリウム・次亜塩素酸カルシウム

理解度チェック

Q.

DPD法では何色を標準比色液と比較するか。

桃〜桃赤色です。黄色や青色としている肢は誤りです。

Q.

殺菌効果が強いのはどちらか。

遊離残留塩素です。残留効果は結合残留塩素のほうが持続します。

Q.

水道で使用される消毒剤は。

液化塩素(液体塩素)、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシウムの3種類です。

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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成28年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験1 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問2=(4))によります。設問文が「不適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 水道法第22条、水道法施行規則第17条第1項第3号(e-Gov法令検索)。条文の引用は同法令によります。
  • DPD法で生じる色について、水道法施行規則には記述がありません。桃〜桃赤色であることは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公表した各年度の正答番号(令和元年 問1、令和4年 問3、令和5年 問2、令和6年 問2)から確定したものです。
  • ※ 水道行政は2024年4月に厚生労働省から国土交通省・環境省へ移管されました。平成28年の出題にある「厚生労働省令」は、現行条文では国土交通省令です。条文の引用は現行の表記によります。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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