建築のこと

隈研吾氏の新国立競技場、その見どころ3つをまとめた。

ども、tyazukeです。

ゴタゴタ続きだったオリンピックの新国立競技場。ザハ案は日本全体の注目の的を受けて賛否両論を巻き起こしました。

結局、ザハ案は取りやめになって再度コンペが行われ、隈研吾さんに決まりましたね(1年以上前の出来事なのでご存知でしょうが)。

今回は、そんな隈氏が設計した新国立競技場の全容と見どころ3つについてまとめてみました。

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当初のザハ案は他の建築家を巻き込んで反論が大きかった

まず新国立競技場の当初案に関する世論について。国民を巻き込んでの議論が起きました。

 

建築家や実務者の間でも、ザハ氏の案を支持する声・反対する声両方ありました。

「異議を唱える諸氏は、振り上げた拳をどこに下ろすつもりなのか」と問い、「ザハに最高の仕事をさせることが最善の策だ」と訴えたー内藤廣氏日経アーキテクチュア

ザハの設計案は、要求のむちゃくちゃな過大さと、外苑まわりの様々な人や物の流れを一つの強い形にまとめて練り上げた、エゴイズムから最も遠い位置にあるコンテクスチュアリズムの産物。奇抜だったのは彼女のセンスではなく、様々な歴史がパッチワークされた外苑という敷地と、オリンピックに際して好き勝手に蠢く人々の魑魅魍魎的立ち振る舞いだったというわけです。ー松島潤平

僕は2012年7月(コンペ開催当時)、国立競技場のコンペ要項が出たときから、「おかしい」と言ってきました。ー相坂研介

結果、再コンペを行い隈研吾氏のA案に決まります。これほど話題、問題になった建築物の設計を、本来は誰もやりたくないはず。

隈研吾氏は、まさに火中の栗を拾う役目を担ったのです(ーなぜぼくが新国立競技場をつくるのかより)。

 

コンクリートは気持ちが悪い。だから木を使うんだ。

隈氏は新しい著書で、こう語っています。

「私はコンクリートの建物を初めて見たとき、カッコイイと感じた。だが、50年たった今では気持ち悪く思える。ーなぜぼくが新国立競技場をつくるのかより」

この提案に対して、世論は比較的好意的でした。反対意見も少ないように思います。何となく、コレに落ち着いたんだな、と。

「日本だから木を使うって、何となくいいよね」こんな喜運が味方したのかもしれません。

 

隈氏の新国立競技場の見所3つ

隈氏の新国立競技場の見所と、設計のポイントをまとめました。まず1つめは、軒のデザインにこだわったこと。

日本建築と言えば、「軒のデザイン」です。

軒、垂木は日本建築の特徴です。木の建築って感じがします。法隆寺の五重塔、明治神宮も軒が美しい。その知恵を国立競技場に活かしたのです。

 

いくつもの木材が屋根を支えています。これが、隈氏のやりたかった軒のデザイン。

スタジアムの中から見える木材、実は鉄のハイブリッド構造。鉄を木で挟む構造にすることで、下からみても木が見える。

 

2つめは高さ。高さは極力抑え49m程度。ザハ案は70m以上です。高さが低くなれば工期短縮、費用削減。一般的な建物でも、一番コストを下げる方法が、高さをおさえること。コレは豆知識です。

 

3つめは省エネルギーへの配慮。木を使えば二酸化炭素を保持できますね。また、自然換気を行うことが可能な形状にしています。隈氏は「これからの建物は自然換気が基本だ」とも語ります。

 

まとめ

二転三転した新国立競技場ですが、隈氏の案でよかった思います。

何となく誰もが納得するような提案ですからね。奇抜な建物なんて日本に必要ありません。奇抜な建物が日本の街並みをダメにしたのですから。

 

隈研吾の、木のスタジアム。これから長く愛され、利用され、愛着が湧く建物になて欲しいですね。

らしくない記事ですが、今日はこれまで!

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