ども、Tです。
「最近の若者は忍耐力がない」
と言うお年寄り多くないですか?
今の50、60歳の方が若者をみたら、そう思うのかもしれません。仕事をすぐに退職する若者が多いようですし。
でも違うんですよ。
若者は忍耐が足らないんじゃなくて、「人生を豊かに生きたい」と考えています。今回は、「最近の若者は忍耐が無い?」について考えます。
下記も参考にどうぞ
最近の若者は忍耐が無い?
大卒者の3割が入社から3年以内に退職する。この法則は約30年ほぼ変わっていないそうです。https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1902/28/news018.html
だから、そもそも「最近の若者は~」というのは間違い。昔と一緒です。
最近はSNSで新卒の退職が目立つようになっただけ。でも確かに、40~60代の方から見ると忍耐力が無いように見えますよね。
でも忍耐力が無いのではなくて、彼らは「人生を豊かに生きたいのでは?」と思います。
若者は悲観的ですよ。必死で毎日働いて、定年迎えてようやく老後。
老後は悠々自適に・・・なんて思っていたら、自分たちの老後は70歳からスタート。男性の平均寿命は79歳だから、老後は9年しか楽しめない⇒ 一級建築士の65歳からの働き方は?今の働き方を続ける気?
これっておかしくないか?
と気づいたわけです。だったら、ギャップのある企業に勤めるより、より良い会社に転職しますよ。それも3年とはいわず1年、2年で。
しかも、
3年以内に転職した若手の7割が、転職先に満足している
らしいです。どうやら、若手が転職で重視するのが「仕事内容や人間関係などの環境」ですね。
誰だって楽しく生きたいでしょ?
「苦労は買ってでもしろ」という格言。この意味は、若いうちに苦労しないと「年をとってから苦労するよ」だと解釈しています。
が、一生苦労しなければ、それに越したことはない。
誰だって楽しく生きたいです。
入社した会社を、数か月で辞める若手もいるようです。実際に新入社員が1ヶ月足らずで辞めました。
でもそれって、「忍耐力が無い」わけではなくて、若者がより合理的になったと思うんですよ。
老後を楽しく生きるんじゃなくて、人生そのものを楽しくしたい、と思います。
最小の努力で、最大の成果を出したい若者
例えばyoutuber(最近youtubereの話ばかりしていますが)。彼らは、僕より10歳近く若いにも関わらず、既に僕の年収の10倍以上を稼ぐ人がいます。
youtubeで稼ぐのが簡単、とは言いません。しかし建築のように「長年の修業(笑)」無しでも、数千万円を稼ぐことができるのは事実。
若者は知っているんですよ。時代が大きく変わっていることに。最小の努力で最大の成果を出す。合理的な考え方をする人が増えたんですね。
例えば20年間の修業を経て、一級建築士として独立しました。努力の末、年商1000万円です。一方、1年くらいyoutubeやってみて動画が人気となり、年商1000万円。
もちろん前者は技術を持っているので仕事が完全には、無くなりません。でも圧倒的に時間が使えない。
時間>お金です。
1年足らずでお金を稼いだ若者。それ元手に、もっとビジネス展開できるし。ビジネスじゃなくても、自分の好きな勉強ができる。海外留学とかね。
今の若者はそれを分かっているんです。本当に賢明なことです。
ゆるく、ゆるく生きたい若者
若者は「ゆるく、とにかくゆるく生きたい」のです。
仕事に縛られ、がんじがらめになりたくない。プライベートが仕事より何より優先したい。この考え方が若者の大多数を占めています。
というより昔が異常だっただけなんです。団塊世代は異常。彼らは今の日本をつくったかもしれませんが、壊した人たちでもある。
そんな考えがスタンダードになれば日本は終わりでした。もう終わっているかもしれませんが。
ともかく今の若者は、まっとうな考え方をしています。だって「仕事を早く終えて、家族や友人、趣味を大切にしたい」って言うんでしょ?
当然じゃないですか。
仕事は「仕事のためにあるんじゃない」ですよ。仕事は手段。あくまで生活の手段に過ぎない。
自分の時間を大切にしたいのです。
まとめ
- 若者は合理的になった。
- 若者はゆるく生きたい。
僕はそう思います。だから仕事をすぐに辞める若者に「忍耐力が無い」、論点がズレています。
価値観も時代も、全く違うと思います。こちらの記事も参考にどうぞ⇒ 一級建築士の65歳からの働き方は?今の働き方を続ける気?