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確認申請で、建築物の外観や内観の質疑があっても良い、という話

構造設計

ども、Tです。

確認申請や適合性判定では、構造計算書や構造図が第三者によりチェックされます。

もう放っておいてくれ、という指摘もチラホラあったり。

 

確認申請は建築基準法の適合確認という性格上、建築物のデザインに言及しません。一方、適合性判定はかなり突っ込んだ質疑もありまして。

それこそ構造の設計方針を否定されるような指摘も・・・。こんな本が出版されるくらいですからね。

構造計算適合性判定を踏まえた建築物の構造設計実務のポイント

なぜに第三者の質疑を怖がって設計しなきゃならない、と思うんですが。

 

で、個人的には構造のような適合性判定の仕組みが、意匠に組み込まれても良いと思います。ということで今回は、確認申請で、建築物の外観や内観の質疑があっても良い、について考えます。

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意匠設計は法律だけを通せばいい、とならないか。

意匠の指摘に「ここの外観カッコ悪くないですか」というものはない。

一方、構造は構造設計者が「こう考えた」というデザイン(設計)に対して「それは違う」という方もいます。

 

外観の感じ方は人それぞれですが、これでは意匠設計は楽をしようと思えば、とことん楽ができます。「法律を通すだけ考えれば良い」ということになるからです。

世の景観を汚す建物は、いっそのこと日建設計にピアチェックとして建物を確認してもらったほうがいいんじゃない?と思うくらいです。

 

日建設計は日本で一番の設計事務所ですが、彼らのデザインに対するこだわりは半端じゃない。HPのつくり込み方もいい感じです。

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ところで、一度日建設計さんの図面をみたことがあります。良い意味で簡素。シンプルなんですねぇ。小さな事務所の場合「お前たちの設計は不安だから図面に全部描いとけ!」って感じですし。

信頼と実績とブランド力で、ここまで図面枚数は少なくなるんだなぁと驚きました。

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「この図面で確認通っているのか!」という驚きもありましたよ。図面は描きすぎると質疑も多くなるわけで。イタズラに描かなくても良いわけです。

 

意匠設計者のレベルは下がり、構造設計者のレベルが上がっている。

先に述べたとおり構造は、適判のピアチェックにより構造設計者のレベルは確実に底上げされています。法律や技術基準、適判の縛りが逆に功を奏しているんですねぇ。

人間は楽をしようと思えば、ところん楽をしてしまう生き物です。

 

外観や空間は、中々、指摘しづらい項目なのは周知していますが、そこまで突っ込んで指摘しても良いんじゃないかなと。

まとめ

  • 意匠設計は法律だけを通せばいい、とならないか。
  • 意匠設計者のレベルは下がり、構造設計者のレベルが上がっている。
先に書いたように、構造設計は適合性判定の対応が面倒です。あらかじめ適判を考えて設計を進めるのも癪ですが、ポイントだけでも抑えておきましょう。
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