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大手設計事務所の図面の特徴、詳細図との関係

構造設計

ども、Tです。

大手組織設計事務所さんの図面を、参考図として借用したことがあります。みて驚きました。僕がつとめている中小設計事務所とは、図面の構成が全く違うんです。

今回は、大手設計事務所の図面の特徴、詳細図について、思ったことなどお話しします。ちなみに大手設計事務所といえば日建設計さんですよね。日建設計については、下記もご覧ください。

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大手設計事務所の図面の特徴、詳細図との関係

大手設計事務所の図面の特徴はこんな感じでした。

  • 詳細図が少ない
  • 標準図がしっかり描いてある

詳しく感想を書きますね。

詳細図が少ない

図面をみて気づきました。大手って全然図面描かないんですね(褒めてる)。例えば、今回拝見した図面をみると、階段詳細図が構造図に描いてありませんでした。

たしかに、監理がしっかりしていれば、詳細図が少なくても指示できるのかも。僕が勤めている事務所だと「とにかく図面を描け」という感じでしたので…。

ギャップを感じましたね。

標準図がしっかり描いてある

その代わり、標準図がしっかり描いてありました。標準的な納まりから特殊なものまで、標準図に描いてあります。こうすれば、物件ごとに図面を描く手間が省けますね。

詳細図みるとスタッドの描きこみもないし、継手の仕様も描いていません。標準図やリストに明記があります。※ちなみに日建設計のディテールが知りたい方は、下記の書籍が面白いですよ。

図面を描かないことも、不整合を無くす方法の1つ

図面は描けば描くほど、時間をかければかけるほど不整合や間違いが多くなります。図面は手を掛けるほど良くなる、と勘違いする人も多いですが。

実際は逆です。設計図を触るほど図面は汚れていきます。図面を描けばチェックする箇所が増え、不整合の元になります。時間をかけて図面をさわっていくほど、関連個所への修正を忘れて不整合になります。

大手設計事務所のように「図面はなるべく描かない」という方針が良いのかもしれませんね。

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