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分かりやすい計算書の作り方について

構造設計

計算書の構成は何が正しいのでしょうか?働いて4年になりますが、いまだに分かりやすい計算書がつくれません。ちなみに僕の計算書の構成はこんな感じにしています。

1.設計条件

2.二次部材の検討

3.基礎

4.電算出力(柱、梁の検討)

ざっくりと、こうです。設計条件や概要書を一番初めにもってくるのは皆さん同じかと。次に電算出力を持ってくるか?二次部材か?悩むところです。

あと基礎の計算が3番目に来ているのは、自分でもわかりません。先輩の計算書の流れを引用して作ったらこうなりました。基礎は一番最後の計算ですからね。本当は4番目に来るべきでしょう。

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最初に結果をもってくるのが分かりやすい?

最近、こう思います。RCでルート1の設計なら壁量が満足している結果を最初に添付します。ルート3ならQu/Qunの結果を最初に添付。細かく見たい人は電算出力を見てね、という方針です。最後に結果を出力する一貫計算プログラムは、全部計算書を読まないとわかりにくいですから。

今後は、最初に結果を持ってくる計算書に作り替えようかと思っています。

 

二次部材の検討は躯体の前?後?

小梁やスラブの検討は躯体の前か後?どっちがいいでしょうか。RC造の場合、小梁の大きさも決めないと全体重量が決まりませんよね。鉄骨造は小梁の大きさが小さくないので。そういう意味では、RC造は小梁の計算は躯体よりも前に合った方がわかりやすい。

鉄骨造は後でも構わない、という具合で。

 

分かりやすい計算書の構成。

上記を踏まえて、計算書の構成を書き直しました。どうですか?

1.設計条件

2.計算結果のまとめ

3.二次部材の検討

4.電算出力

5.基礎の検討

電算出力のボリュームが大きいので、基礎の検討を4番にするか悩みました。ま、計算の流れは二次部材⇒躯体⇒基礎なので、これに倣います。

 

わかりやすい計算書=確認の指摘が少ない。

ということですよね。

『荷重がわかりません。』とか、『~は考慮していますか?』とか、そんな指摘は中身がわかりにくいから。恥ずかしいことに僕の計算書は結構、指摘が多い。今後は、これを解消するために分かりやすい計算書の作成を心がけたいですね。

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